(感想)GOSICK -ゴシック- 第12話「夏の午後に蝉の声を聞く」
第12話 「夏の午後に蝉の声を聞く」
いつもとは違ったテイストではありましたが、面白いし可愛かったですね☆
そして同時にヴィクトリカと一弥の繋がりもより確認することが出来ました!

・ヴィクトリカ 悠木 碧 ・九城瑠璃 葉月絵理乃
・九城一弥 江口拓也 ・一弥の父 樋浦 勉
・アブリル 下屋則子 ・一弥の母 伊藤美紀
・セシル 鹿野優以 ・生徒A 鈴木恭輔
・ソフィ 根谷美智子 ・生徒B 村田太志
【スタッフ】
・脚本 岡田麿里
・絵コンテ 数井浩子
・演出 和田純一
・作画監督 西田亜沙子
【オープニング・エンディングテーマ】
・OP:『Destin Histoire』 (歌:yoshiki*lisa)
・ED:『Resuscitated Hope』(歌:コミネリサ)
【あらすじ】
夏休みの学園。生徒たちが避暑に出かけるなか、ヴィクトリカはひとり
退屈そうに過ごしていた。一弥はアブリルからの誘いを断り、日本から
届いた荷物を持ってヴィクトリカの元を訪ねる。中には、彼女が一弥の
次男に出題した謎解きの答えも。
真夏の太陽の下、一弥は日本での日々に思いを馳せる…。
えぇぇーッ!?

学院は夏休みってことで学生が帰省やら避暑へ出かける中、一弥は
アブリルに誘われて地中海!?友達というかカップルじゃないかなっ笑
でもヴィクトリカのことを思って直前に出掛けるのを止めたのは、
アブリルから見ても優しさかもですが、ドタキャンという事実に
目を向ければ、アブリルの方はそこまで大切ではない・・・的な・・・?
まぁ彼女はそんな細かく考える子じゃないですからね☆むしろ彼女
の方が優しいでしょ♪・・・なんて、実はその優しさの裏には勘違い
があったようですねっ汗・・・ヴィクトリカが女の子って知らなかった!!
で、女の子と聞いてこれだけ驚いていることと、地中海にお誘い
したことから考えて、アブリルは一弥のことを友達以上、恋人未満
くらいに今思っていると予想!!これはヴィクトリカとのバトルに・・・?
ここに・・・私の隣にいれば・・・

そのヴィクトリカは・・・すっごく落ち込んでいる、いや、寂しそう・・・
知恵の泉に問いかけるまでもなく、一弥が他の学生たちのように
出掛けてしまうのを分かってしまっていたからつい、拗ねてキツく
当たってしまったんですね・・・頑固な自分にちょっとしょんぼり・・・?
強気で頑固なヴィクトリカ、感情すらもかつてはなかった彼女が、
今、一弥が自分を置いて出掛けてしまうと思っただけで落ち込み、
拗ね、キツく当たり、そしてまた落ち込み、寂しさで一杯に・・・
これってホント、おっきな変化ですよね。ちょっと切なげな彼女
がまた可愛い、ともたしかに思いはしますが、それだけではなく、
やっぱりこういう所にも注目し、感じたいものですね・・・。


そしてアブリルとの対比も。アブリルは自分の思ったことを直接
ズバッと言っちゃう積極的で天真爛漫な女の子、地中海にだって
照れつつも即座に誘っちゃいます!
でも、対してヴィクトリカは自分が寂しいと思いつつも、その思い
を認めないで、でも拗ねて・・・落ち込んで、ふと一人になってから
呟く、"一緒にいて欲しい"の思い。
アブリルの自由さや性格に対し、制約から外出することが出来ない、
そして性格も素直なようで素直でないヴィクトリカ。そのアブリル
の存在がよりヴィクトリカの置かれた立場と、性格を鮮明に描き
出す作用をしているような気がしますね。
もちろん、そんなことをチマチマ考えずに、別のフィールドで直接
対決なしに進みそうな一弥争奪バトルを楽しむ、というのもいいと
思いますけど☆・・・って、ヴィクトリカの圧勝かなw
なんて、圧勝とかバトルとか言いつつも、アブリルもヴィクトリカも
一弥が好き!!という明確な恋愛感情ではなく、一緒に居たい、という
感じでしょうからね、恋のバトルといってしまうとまだ違う気がしますねw
とりあえず、貰っておいてやろうっ

結局、アブリルと地中海には行かずにヴィクトリカと過ごす時間を
選んだ一弥。彼女を一人ぼっちにしたくはないという優しさが当の
彼女にはすっごく嬉しかったようですね☆またツンツンしてるけどw
あの日傘を奪った後の、一瞬間見せていた寂しそうな、複雑そうな
表情は、でもなんだったのでしょう?やっぱり、自分の隣に居てく
れるのは嬉しい、けど気を使わせてしまったとも考えてるのかな・・・?
まぁ直後の飴細工に興味津々であっという間に輝いた表情になるけどw
そこが、正に素直だけど素直じゃないところを現してますよねぇ☆
で、素直じゃないけど、とっても素直な所がまた、彼女のいい所と♪
"ヴィクトリカなりの励まし"

自分に優しくしてくれる九城、そして自分を変えてくれている九城、
その彼自身が、自身のことを他の兄たちに比べると出来損ないだと
いうのが、ヴィクトリカからすれば本当に気分が悪かったでしょう。
彼女からすれば、一弥はずっと一緒にいたいと願う"大切な人"です
からね。そして、もうひとつの要因としては、やっぱり彼女自身の
身の上とも重なる部分があるからでしょうね・・・。
帝国軍人の三男、貴族の腹違いの娘。考えさせられますね・・・。
蝉の声の聞こえない、ソビュールのとある夏の日の物語、そこには
二人の絆の物語と、二人の身に関わる物語と、暖かくも同時に寒さ
もどこか感じさせる風音のような雰囲気がありましたね。
次回は何やら不穏な雰囲気の予告・・・アブリルと映画に行くのは
まぁ嫉妬とかでヴィクトリカ可愛いからいいけど、でも何やら
魔の手が伸びそうな感じ・・・
物語も2クール目の後半戦、別れを予言されているのもあるし、
伏線もある・・・そろそろ事件がありつつも平穏な日々が失われつつ
あるのかもしれませんねっ・・・次回、注目です!
次回は、

<過去記事>
・第1話 「黒い死神は金色の妖精を見つける」
・第2話 「死者の魂が難破船をおしあげる」
・第3話 「野兎達は朝陽の下で約束をかわす」
・第4話 「金色の糸はつかのまを切り裂く」
・第5話 「廃倉庫には謎の幽霊がいる」
・第6話 「灰色の狼は同胞を呼びよせる」
・第7話 「夏至祭に神託はくだされる」
・第8話 「過去の王国に遠吠えがこだまする」
・第9話 「人食いデパートに青薔薇は咲く」
・第10話 「風邪ひきは頑固な友人の夢をみる」
・特別編 「春来たるGOSICKスペシャル -美しき怪物は混沌の先を視る-」
・第11話 「そのドリルは雄弁に愛を語る」
↓一押ししていただけるととっても元気になります!!

でわまた。。。
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