(感想)魔法少女まどか☆マギカ 第4話「奇跡も、魔法も、あるんだよ」

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魔法少女まどか☆マギカ
第4話 「奇跡も、魔法も、あるんだよ」
マミの死は、まどかに魔法少女の怖さと教えると共に、自身の弱さを教える
ことになりましたね。でも同じ光景を見ていたはずのさやかが選ぶ道は・・・。

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【キャスト】
 ・鹿目まどか 悠木碧    ・上条恭介  吉田聖子
 ・暁美ほむら 斉藤千和   ・鹿目詢子  後藤邑子
 ・美樹さやか 喜多村英梨  ・鹿目和久  岩水哲哉
 ・巴 マミ  水橋かおり  ・女子    大久保瑠美
 ・キュゥベエ 加藤英美里

【スタッフ】
 ・脚本    虚淵玄
 ・絵コンテ  芦野芳晴
 ・演出    八瀬祐樹
 ・作画監督  潮月一也・神谷智大

【オープニング・エンディングテーマ】
 ・OP:『コネクト』(歌:ClariS)
 ・ED:『Magia』  (歌:Kalafina)





怖いよ、いやだよぉ・・・

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魔法少女になる、そう決意していたまどか。でも、なりたいと
思った理由でもあった大好きな、それでいて憧れてもいたマミ
さんは、自分の目の前で残忍な形で呆気無く殺されてしまった。


もう"目玉焼きを食べる"そんな平凡な日常すらもマミさんは送
ることは出来なくなってしまったと痛烈に実感してますね・・・
"黄色の目玉焼き"、"食べる"からも連想してしまっているかも・・・


そんな大好きなマミが最後に教えてくれたのが"魔法少女の結末"。
さやかは辛いながらも、マミさんはそれを教えてくれたと思い
耐えているようですが、まどかはまた違った思いを抱いてますね。


"ずるいってわかってるのに・・・虫が良すぎだよね・・・
でも・・・ムリ、わたし、あんな死に方・・・
今思い出しただけでも息ができなくなっちゃうの・・・"



ごめんなさい、私、弱い子で・・・

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"報酬=グリーフシード=魔力回復の道具"というのもまた、よく
考えれば重いですね。ここでの報酬は富や願いが叶うというもの
ではなく、"生き残るための力を維持することが出来る物"ですから。


そして話を戻し・・・
"結末を教えてくれた"と考えるのではなく、その先を見ています。
そして素直に"怖い"と、そして、"ひどい"と、思い心を痛めてます。


"魔法少女の結末"は単に戦いで死ぬのが酷いんじゃない、誰もそれ
を知らないで、気づいてもらえないで一人孤独に消えて行くこと。
寂しすぎる、ひどい・・・でもそれが、"契約"という事実も改めて認識。


マミの死は、結果としてまどかに魔法少女になることを拒絶させ、
それは図らずもほむらの思惑通りになったわけです。そんなほむら
は、まどかを思いやるかのような雰囲気、やはり何か理由が・・・


私は忘れないもんっ/あなたは優しすぎる。

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優しすぎることがもっと大きな悲しみを呼び寄せることもある、と
いうのがまた、何やら含みを持った言い方ですね。マミだけじゃない、
ほむらにまで思いを届かせるまどかへの警告とも取れますし・・・


ほむらは数えるのを諦めるほどに魔法少女の死を見てきてきたといい
ますが、この言葉も実はちょっと引っかかる・・・と、そこで個人的な
結末の推測をしたいと思うのですが、別に興味ない方は飛ばして下さい。


まどかを気にするほむら、そしてまどかが見せる優しさにまで警告を
発するほむら、ほむらとまどかが関係してくるというのは大体明白。
そして今回、まどかは魔法少女になるどころか正反対の感情を抱いた。


これらと今までの見てきた中でのじぶんの考えを纏めて推測すると・・・

まどかはラストまで魔法少女になることはないけど、その最後でほむら
がピンチに陥る。その頃にはさやかや新キャラも恐らくまどかの前で
無残な最期を遂げ、ほむらが今までまどかを守っていた・・・


大好きな人、知り合いが死んでいってこれでほむらまで失っては・・・
まどかは耐えられないでしょう。


そして、まどかは決意する、"私、魔法少女になってみんなを守る"と。
でもそれは契約、では願い事は・・・望む奇跡は?

"今までのこと、マミさんが殺されて、みんなも誰にも知られずに
消えていってしまう、そんなあまりに寂しい、辛い、悲しすぎた、
今までのことをすべて"夢"だったことにして欲しい"

ではないでしょうか。


ほむらがまどかを魔法少女にしたくなかったのは、このため。優しさ。
ライバルが増えるからでも、戦いの日々を送らせるのが嫌だったから
でもなく、"戦いそのものから関係の無い、知らない側にいて欲しかった"
からではないでしょうか?


この最後の瞬間を何らかの理由で知っていたほむらは、最後までまどか
が願わない道を進ませようと思っていたのでは。


そして、あの第1話冒頭のシーンなわけですね。

"避けようのない滅びも嘆きも、君が覆せばいい"
"こんな結末も変えられるの・・・?"

でも解決ではない、そう、すべては夢になるのであれば、再び覚める。
夢から覚めた世界の中で、再び、あの結末を迎え、それを夢にと願う。
そう、合わせ鏡のように同じ結末が繰り返されていくならば・・・


ほむらは、それを知っていたのなら・・・数えるのも諦めるほどの数が
死んでいくのを見ることになる・・・ほむらは、繰り返される結末を
違う結末へと結びつけたかった・・・だけ。




・・・というのが4話まで見てきての推測です。
まぁじぶんの推測は必ずと言っていいほど外れるのであれなのですが、
でも、今のところ辻褄だけは合っているかな?なんて思います。

それに第1話でのまどかの家でのまどかの合わせ鏡もとても印象的
でしたし、さらに本作タイトルも・・・『魔法少女まどか★マギカ』。
『魔法少女まどか★魔術師』ってなって、名前も鏡的逆転が可能に・・・


と、色々と御託並べましたが、しかし、まどかが次回とかで魔法少女
なっちゃったら前提から崩壊の推測ですから、暫定的推測とでも言って
おきますねw


ようするに、
ぶっ潰しちゃえばいいんでしょ、その子。


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さやかは、上条のために奇跡を願い、魔法少女になりましたね。
マミさんの死を乗り越えて、恋を、強い気持ちを選んだということかな。


ほむらはそれを見て、かなり悔しそう、というよりは"・・・どうして。"
みたいな残念な感じを見せてますね・・・


そして、マミの死がまどかに、さやかに影響を与える中、新たな魔法少女
にも影響を・・・マミの消滅により空白となったテリトリーに進出してきた
彼女、何やら欲望だけに正直、他のヤツらはどうでもいいって性格のよう
ですね・・・


さやかを殺す気満々・・・?マミさんの死は同士討ちまで招くのか・・・?
シリアスさを急速に、着実に増して行く本作、次回が待ち遠しいですね。





次回は、
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<過去記事>
 ・第1話 「夢の中で会った、ような・・・」
 ・第2話 「それはとっても嬉しいなって」
 ・第3話 「もう何も恐くない」


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でわまた。。。
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