(感想)そらのおとしものf 第8話「空に響く天使達(ウタヒメ)の声」
第8話 「空に響く天使達の(ウタヒメ)声」
カオスやエンジェロイドには決してわかることはないであろう"愛"、
イカロスも同じ、でも、理解はしてなくてももう"愛"は育まれてます。
なぜわからないのか?その答え、じぶんはなんとなくわかりました。

・桜井智樹 保志総一郎 ・ニンフ 野水伊織
・イカロス 早見沙織 ・アストレア 福原香織
・見月そはら 美 名 ・カオス 豊崎愛生
・守形英四郎 鈴木達央 ・空のマスター 三木眞一郎
・五月田根美香子 高垣彩陽 ・ダイダロス 大亀あすか
【スタッフ】
・脚本 柿原優子
・絵コンテ 斉藤 久・五十嵐紫樟・田口智久
・演出 五十嵐紫樟
・作画監督 石野 聡・新井伸浩・斉藤雅和
柳瀬雄之・西井正典・田中 良
【原作参考】
・第7巻 #30 人形!!
・第8巻 #31 帰宅!!
【オープニング・エンディングテーマ】
・OP:『ハートの確率』(歌:blue drops 吉田仁美&早見沙織)
・ED:『踊り子』 (歌:イカロス&五月田根美香子)
エンジェロイドが、
夢なんて見られるはず、ないのに・・・

エンジェロイドに夢はタブー・・・この"夢"にはそういう意味も
こめられていたんですね、寝てみる"夢"と、抱く希望という"夢"。
このニンフの今の想いを考えると、見ているこっちの動力炉が
痛くなってきますよ・・・ニンフをあんまりいじめないでよ・・・
この作品、ニンフばかりメンタル的に攻め立てますよね・・・
でも、そはらも言ってた通り、ニンフが一番最初と比べて変わり
ましたよね、それもすべては智樹達のおかげ、ただの"おもちゃ"
としてじゃない、"ニンフ"として見てくれた・・・
その、嬉しかった日々を、"夢"として、エンジェロイドにとって
あってはいけないと思わなければならないニンフの、辛い気持ち
が強く伝わってくる、悲しい、苦しい叫びでした・・・
ふざけるな!!


アストレアも命令を受けてニンフを処分しようとしてますが、
やっぱり彼女も辛く、悩んでいますよね・・・
でもそれがエンジェロイドの存在意義であって宿命、
"マスターの命令は絶対"
智樹が一番嫌う、その意味が今まさにこのシーンでは広がって
いるじゃないですか、そしてその智樹の思いは、アストレアに
十二分に伝わるはず・・・自分の手で、ニンフを処分したいわけが
ないですから・・・
そんな心境のアストレアは、智樹に"自分で決めろ"といわれて、
悩む、エンジェロイドの存在意義自体とその言葉との間で、
バカな頭を必死にフル回転させて考える、
"自分で結論を出すために"
そんなアストレアのバカだけど一生懸命な心が描かれた場面で
もあったのではないでしょうか?
俺は・・・いいと思う・・・・・・



まったくのイケメンですね、智樹は・・・!
いつだって智樹は、ただのエロ野郎に見えて、周りの人の
幸せとか悲しみを理解しようとして、そして相手のために
一生懸命になれる奴ですよね。
傷ついて泣くんじゃない、嬉しくて笑い泣いたり、悲しくて
泣いたりは彼女の自由であって感情、"ニンフらしさ"です。
でも、今の涙は"絶望・傷つき"の涙。
"智樹"は、"夢"を与えてくれた存在であって、そして今また、
絶望に沈む、悲しみに沈むニンフに"夢"を、手を差し伸べま
した・・・ニンフのそのときの気持ち、不安、悲しみを溶かす、
彼の言葉を受けてあふれる、安心、喜び、それらを考えると
涙が出そうです・・・。
"自分で決めたこと"

ここ原作読んでてもすっごく好きなワンシーン!!!
わたしも、好きになっちゃったのよぉーッ!!!!
智樹は、エンジェロイドキラーだな☆なんてことも思って
しまわなくもないけれど、それだってつまり、彼女たちの
重荷を解いてあげているからですよね?
エロだけど、でも真剣にまっすぐ同じ高さから見てくる智樹
に惚れてしまう、それはまったくの自然な流れだと思いますね♪
そして自ら絶つ、首鎖。
いいですね、見ていて背中がぞわぞわしました、アストレアの
強い気持ちががんがん伝わってきて・・・
智樹の言葉に、彼女が示した答え、その行動がエンジェロイド
の存在意義・マスターを捨てることであり、そのすごく重大な
決断を、"自分で決めて"やった・・・
そんな彼女の姿、見ていて、圧倒されてしまいます・・・!
"第1世代vs第2世代、戦闘"



なんというか、あまりにかっこよすぎて画面を凝視してしまい
ましたね、それほどの迫力と燃える、思いを背負ってのバトル!!!
ダイダロスの「アストレアは・・・・バカ」にはふと笑いそうになって
しまいましたが、言わんとしていることはすごくわかります!
まさに今の状態がアストレアらしさであって、彼女の強みなんです
よね?"感情"・・・単なる機械でインプットされただけのロボット的
感情ではない、悲しむし笑うし、喜ぶし、そして怒る。
その思いによる行動の前では、電算なんて計算によって成り立つ
ものはまったくの不要、足手まといなだけ・・・。
アストレアのまっすぐさが、すごく輝く場面だし、伝わってくる
場面でもありました☆

近接戦闘特化もその直情系なのも影響してそう・・・笑
でもそれは強みであって弱点、距離を取られると防戦一方に・・・
最強の剣と盾を持つアストレアは本当に圧倒的強さを持って
いたんだと、純粋に思いつつ、かなりハラハラッ・・・汗
そこに登場!イカロス!!・・・そして最初はなんのロボットだよ
とか思いましたが、よぉ~く見れば1期ラストでも登場して
いた"ウラヌス=システム"!
実は原作ではこの場面ではウラヌス=システムは登場しない
のですが、結果から見て、イカロスがあっさり第二世代を
海に沈めて勝利、というのはあっさり過ぎる、とか思われ
ちゃうと思って持ってきたんじゃないですかね?
なにしろこれ、1期ラストで圧倒的力を見せたイカロスが
空の女王(ウラヌス・クィーン)と呼ばれる所以でもある"兵器"
ですから、それを相手取って有利に戦闘を進めるカオスを
見たら、やはり第二世代は強すぎる、と思わせることが出来
ますからね☆
それかもしくは何かの伏線かも?笑
さらに、下手すればウラヌス=システムと気づいてない人も
いるかもだから、ちょっと注意してみて考えないとダメでしょうねっ汗
マスターのことを考えると、動力炉が痛くて・・・


どうして?これが愛なの?・・・わからない・・・!
"愛"ってなぁに?
イカロスも理解できない、わからない"愛"の正体、でもイカロス
にはもう"愛"があることは見ていてわかります。
この"愛"、イカロスやニンフ、アストレアにはわかっても、カオス
には今のままでは一生知ることはできないでしょうね。
ということでじぶんの考えた答えは、ちょうど『アマガミSS』の
梨穂子編で書いたのと同じことですね、まさにそれがここでも見事
に当てはまるかと思います!
ではなぜイカロスは"愛"を抱いていてもそれを"愛"だと理解できない
のか?・・・簡単、エンジェロイドゆえの"愛"をモノ、物体的な形と
して無意識に考え、それを理解しようとしているからです。
"愛"は目に見えない、"動力炉の痛み"、それこそ"愛"がもたらす
幸せの痛み、そして"愛"の見えざる存在の形であり証拠です!
わたしには、わからない・・・

だから厳密に言えば、誰しもすべての人が、これこそ"愛"といえる、
世間で通用する常識的な答えなんてものは存在しないんですよ。
だから、イカロスにも分からない、ニンフだって、そはらだって・・・
じゃあどうしてカオスには理解することは出来ない?それは、今の
上の理由もありますが、それ以前に"愛"が芽生える心、状態では
ないからですね。
『アマガミSS』梨穂子編でも書いたとおり、"愛"だの"恋"という
のはその二人が同じ目線で、一緒に歩んでいくその時間の流れそのもの
なわけです。
そこにきてイカロスやニンフ、アストレアは、ちゃんと同じ目線の
二人の歩むラインに並んでいますよね?
わたしも、あの子と同じ・・・

早く・・・マスターに会いたい・・・
まさに今回描かれてました、アストレアのマスターからの脱却。
これがまず第一条件でしょう、かつてのニンフとマスターの
ような"主人と奴隷、従属・命令"関係では同じ目線で、同じ道
を歩むことが出来ない、ゆえにそもそも"愛・恋"が始まる時間
軸にいないんですよ。
だからこそ、智樹の"自分で決めろ"という言葉を受け、マスター
から脱却した3人には"愛"は芽生えるし、それを持って三木さん
から"愛に狂った"と言わしめているわけ・・・ってな考えです!
まぁそんなことを考えなくても、カオスは言葉や行動なんかの
"具体的なもの"として"愛"を捉えようとしている時点でもう
アウト、そして自分で"愛"を実感することも、出来ないでしょう。
"愛"ってなぁに?
その答えは、二人で歩む時間であって、そして、
イカロスに"早く会いたい"と言わせる、その決して具体的に見える
ものには出来ない、心の中にある気持ちのことでしょう・・・!
いつも通りw

何事もなかった・・・まぁ天井に穴開いたけど・・・・汗
かのようにいつも通りな感じの新大陸発見部メンバー&アストレア☆
まぁこれからはアストレアも立派な仲間ですけどもね♪
とんでもなシリアスの後でもこうしていつも通りの暖かさ
を感じる、ギャグとはまた違った切り替わりの自然さよさに
魅力を感じますね☆
天使の微笑(ほほえみ)

イカロスの赤くなる表情が可愛すぎて悶え死にそうになる
のを必死で絶えながら注目したいのがとなりのアストレア。
イカロスの仕草を見てふっと、優しく微笑むその姿はまさに
天使ちゃんですよ、アストレアちゃんマジ天使!!!w
イカロス先輩の嬉しそうな、幸せそうな仕草を見て、
こういう表情が出来るアストレア、すっごく素敵ですね☆
その気持ちが、"愛"

イカロスが頬を染める、その染めるにいたった気持ちこそ、"愛"
こういう意味では、"愛の気配"は見えるといえるかもしれませんね☆
次回は、

<過去記事>
・第14話(未放映話) 「プロジェクト桃源郷(ピンク)」(第1期)
・第1話 「キミも脱げ!帰ってきた全裸王(ユウシャ)」(以下第2期)
・第2話 「驚愕!天使は馬鹿(キョニュウ)だった」
・第3話 「煩悩(プライド)ある戦い」
・第4話 「死闘!零下1.4度の温泉(カッセン)」
・第5話 「天界から来た超兄弟(トモダチ)」
・第6話 「決断せよ!!天国と地獄(アップダウン)」
・第7話 「西瓜(スイカ)喰います」

アニメ感想
でわまた。。。
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