(感想)アマガミSS 桜井梨穂子編 最終章「サヨナラ」
桜井梨穂子編 最終章 「サヨナラ」
今までのヒロインたちとはまた違った、でもそれでいて
とっても"梨穂子らしい"ストーリーの結びだったと思いますね☆

・桜井梨穂子 新谷良子 ・橘 美也 阿澄佳奈
・橘 純一 前野智明 ・梅原正吉 寺島拓篤
・絢辻 詞 名塚佳織 ・伊藤香苗 松岡由貴
・棚町 薫 佐藤利奈 ・夕月琉璃子 佐藤泉美
・中多紗江 今野宏美 ・飛羽愛歌 原田ひとみ
・七咲 逢 ゆかな ・男子生徒 大下孝太
・森島はるか 伊藤 静
【スタッフ】
・脚本 待田堂子
・絵コンテ 篠原俊哉
・演出 唐戸光博
・作画監督 猪俣雅美・諸石美雪・立川聖治・うめつゆきのり
【オープニング・エンディングテーマ・挿入歌】
・OP :『君のままで』 (歌:azusa/t.sato)
・ED :『恋はあせらず』 (歌:桜井梨穂子 Cv.新谷良子)
・挿入歌:『星』 (歌:桜井梨穂子 Cv.新谷良子)
総括:"恋はあせらず"

今回は結論から言わせてもらいますが、とっても素敵でしたッ!!!
まったくもって梨穂子らしい、彼女らしさ満天ストレートな物語、
結びとなっておりましたね☆ "恋はあせらず"・・・ですっ♪
今までのヒロインたちと橘さんはバシッと"正式に"手順を踏んで
恋人同士になっていきました、告白しかり、イベントしかりで!
でも梨穂子と純一、結局"恋人同士"になってないじゃないか!!
結ばれてないじゃないか!!なんて意見がとっても多そうですね、
なにしろ今回の一連の結末がこういう形となっているので・・・
でもですね、まさにこの結末が梨穂子ルートとしては最も自然
な道筋なのではないなか?
これは4話構成という意味で物語は終わりですが、梨穂子と純一、
今まさに最高の"始まり"を迎えるのだなと直感的に見ていてじぶん
は思いました☆

みなさんの中での"恋"の集大成、ゴールインってどこですか?
と問いかけて返ってくる答えはカップル、とか結婚とかだと
思うんですよね。
まさにその通りで、梨穂子だっていつかは純一と・・・なんて想い
を胸に抱いて恋する乙女やってます!でも、じゃあカップルに
なったり、結婚したりがないと恋って成立しないものですか?
そもそも恋を突き詰めていけば、簡単に言って"異性の最も仲良し"
でもあるわけで・・・それが一線越えればたしかに世間では恋と
言われます、でも、だからってその一線を越えるだけが恋のかたち
じゃない、そうじゃないですかね?

ゴールインへと続く道、その道はお互いの信頼、絆の深さなんて
ものをたくさん積み重ねてきて終着点へと到着するわけですよ。
じぶんは文章を書くのが下手なので端的に何がいいたいのか・・・
"告白やイベント・・・そんな儀式を経たから恋になる、ってものじゃない!!"
ってことです!!
"好きです、付き合ってください"そんな言葉を言ったからこそ恋になる?
いいえ、恋は仲良しの延長線上、その続く道のゴールまでの長さが、
歩んでいくその過程が恋であって、ゴールインがあるわけです。
そこで梨穂子の"恋はあせらず"なわけなんですよね、告げるだけが恋の
始まりじゃない、あくまでも仲良しの延長線上が恋、そしてゴールイン。

純一と過ごしてきた長い日々、幼馴染というポジション。梨穂子がこの
ポジションに不満を抱いているかといったら、そんなことはありません。
幼馴染として純一と過ごした日々、そしてこれからも幼馴染として、好き
な人として、純一と一緒に過ごす日々を大切にしたい、その中で、いつか
気がついてもらいたい、想いが届いたらいいな、と願っている梨穂子。
一緒に過ごしている中で、二人は自然と信頼し合い、絆を深める道筋を
歩んでいきます、そしていつか"思いが届く"・・・いえ、二人の想いが同じ
終着点に着く、そこがいわゆるゴールイン。でも、何度も言いますが、
恋人と仲良しの間に壁みたいなものは実はないですよ!!
その二人の想いが同じラインに達した、それは単なる幼馴染から、恋人
という名称に代わるという意味なだけであって、流れが恋。。。
だから、じぶんも勘違いしていたわけですよね。どうしても幼馴染と恋人
をまったくの別物として捉えてしまっていた、そこがそもそもの間違いで
あったわけです・・・。そして大勢の人も勘違いしている・・・。

梨穂子だって言ってます、"私の恋は幼馴染から続いている"って。ここで
の恋を大勢が思っているゴールイン的意味で捉えるから今回の終わり方が
中途半端とか感じてしまうんじゃないでしょうかね?
ここでの恋は"想い"ですよ、そして続いているのが"二人で道を歩むこと"
だから、最初は"始まり"と書きました、たしかに新たな一緒に過ごす日々
としてはここからが始まりです、でも、全体から見ればここは単なる、
道筋上の通過点を切り取った1ページに過ぎないわけですね。
ですから、最後まで(4話で)"結ばれなかった"というのは大きな勘違い!
最初から結ばれるゴールインを描いた二人のラブストーリーを描こうと
はしていない、そこを見せようとはしていないんですから。
故に、梨穂子と純一を描いたこのストーリーは、"あせらず歩んでいく"、
その場面の一端を見せるものだったわけですから、じぶんとしては
とっても自然かつ、納得の行く、彼女らしい、素敵なストーリーだったと
自信を持っていえます☆
"幼馴染=想い歩んできた長くゆったりと流れる時間"
ストーリー構成的に見ても、他ヒロインとは違うここに焦点を当てて
紡ぎだされる"ゆったり時間の切り取った一部"は素晴らしい魅せかた
でした、作品としてテンプレパターンよりも別な仕上げ方にしたかった
という気持ちもあってのこの構成、なんてことでもあるかもしれません
が結果的に見ればどっちも同じ、最高かつ梨穂子にぴったりの魅せ方でしたッ♪
紡がれる二人の物語
それは・・・
"fin"であり,"start"であり、"~ing"の物語.
つまりは、
小さい頃から続く、二人の歩みの物語・・・
次回は、

<過去記事>
・森島はるか編 第一章 「アコガレ」
・森島はるか編 第二章 「セッキン」
・森島はるか編 第三章 「ヤキモチ」
・森島はるか編 第四章 「レンアイ」
・棚町 薫編 第一章 「アクユウ」
・棚町 薫編 第二章 「トマドイ」
・棚町 薫編 第三章 「ウラギリ」
・棚町 薫編 第四章 「シンテン」
・中多紗江編 第一章 「コウハイ」
・中多紗江編 第二章 「トックン」
・中多紗江編 第三章 「ヘンカク」
・中多紗江編 最終章 「コイビト」
・七咲 逢編 第一章 「サイアク」
・七咲 逢編 第二章 「トキメキ」
・七咲 逢編 第三章 「ヘンシン」
・七咲 逢編 最終章 「コクハク」
・桜井梨穂子編 第一章 「オモイデ」
・桜井梨穂子編 第二章 「テツダイ」
・桜井梨穂子編 第三章 「ヒキツギ」

アニメ感想
でわまた。。。
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