(感想)迷い猫オーバーラン! 第12話「迷い猫、決めた」
第12話 「迷い猫、決めた」
ぶるっつ・・・それが希の、正直な気持ち・・・
・都築 巧 岡本信彦 ・佐藤 佐藤利奈
・芹沢文乃 伊藤かな恵 ・鈴木 新井里美
・梅ノ森千世 井口裕香 ・藤野珠緒 南里侑香
・霧谷 希 竹達彩奈 ・村雨四摩子 能登麻美子
・都築乙女 佐藤聡美 ・鳴子叶恵 堀江由衣
・菊池家康 吉野裕行 ・スターター 川田紳司
・幸谷大吾郎 間島淳司 ・男子生徒 興津和幸
【スタッフ】
・監督 佐藤順一
・脚本 木村 暢
・絵コンテ 佐藤順一
・演出 カサヰケンイチ
・作画監督 小谷杏子
【オープニング・エンディング・挿入歌】
・OP:『はっぴぃ にゅう にゃあ』(歌:伊藤かな恵・竹達彩奈・井口裕香)
・ED:『ブルマの歌』 (歌:梅ノ森学園ブルマ派)
・挿入歌:『スパッツの歌』(歌:梅ノ森学園スパッツ派)
【ストーリー(?)】
「都築乙女でーっす☆ 洋菓子店ストレイキャッツのオーナーやってまーす!
とってもいいお店でしょう。みんなで集まってワイワイ楽しく過ごせる空間、
っていうのがストレイキャッツのモットーだからね。
それもこれも、ぜ~んぶ巧がいてくれるおかげかな。
そうよぉ、巧はこのおっきなおっぱいで育てたの。
ぎゅーーーーって愛がつまってるからね。
・・・・・・え? ウソでしょうって? さあ、それはどうかな☆うふふふふふふっ」
ついに最終回・・・泣
いろいろと話題になった本作もついに最終回を迎えてしまいました。
ストーリーの内容は前回から引き続き体育祭、原作第3巻を後半に
あたりますね!
今回の話、希に焦点を当てて"家族"について考えさせられるもの
でした。まず一番最初に民法を持ってきたのは面白い演出だった
なぁと思いますね、堅苦しい法律上でも家族に関する規定はない・・・
じゃあ"家族"ってなんなんだろう、一緒に住んでいる人?それとも
自分の親や兄弟?もちろん、答えはどれでもないですよね。
上の例なんかは所詮は見た目だけの話であって、家族とはそういう
もんじゃあないですよ。親兄弟だってこれがなければただの"親族"。
ではこれってなに?
それは当然、この迷い猫たちが示してくれているじゃないですか、
お互いを真に思いやる心
に決まっております。このストレイキャッツのみんなは、お互いが
お互いに思いやりを持ってみんなが同じところにいるんですよ。
そして希は、この"真の思いやり"を持っていたからこそ、「村雨」
のことに関して悩んでしまっていたということですよね。ひとり
しかなれない「村雨」の養子。その枠を自分が埋めてしまうこと
によって他の子たちが悲しんでしまう。
それに耐えられなかった希は家出をした。でもそれは結果からして
見れば間違っていたといえるんじゃないでしょうか?
だって、第4村雨学園の子たちは、そして施設長は"家族"だったん
ですから。決して一方通行ではない思いのやりとり、希がそうで
あったように、彼女らも悩んでいたんですよ!
居場所は、ちゃんとあったんですよ。
希のことを思ってくれる"家族"が・・・
もちろん、ストレイキャッツはみんなが希を思ってくれている立派
な"居場所"であり、"家族"をあらわしているところでもあります!!
『迷い猫オーバーラン!』、アニメでは迷い猫たちが文字通りかなり
オーバーランした行動をしていたのが印象的ですが、このタイトルの
オーバーランの意味、じぶんでは原作も読んでいて、こう考えてます、
迷い猫たちの、"心"のオーバーラン!
ぴったりじゃないんです、そしてもちろん手前でもないんです!
この作品、本当に迷い猫たちの"家族"やら"キズナ"といった話
盛りだくさんなんですよ、テーマなんですよ!
そしてその"キズナ"は、"互いへの思い"は、決して、決して手前でも
ちょうどいいぴったりなラインでもない、もうがっつりと相手側に
踏み込んで、相手領域と自分が一体化するような、それくらいに互
いに気持ちが通じ合っている本当の居場所、家族をあらわしている
んですよ!
これが、この作品をずっと応援してきたじぶんの解釈です、もちろん
間違っている可能性の方が断然高いでしょう、なにしろじぶんの勝手
な考えだし、ドタバタやりすぎな面もあるし、宣伝文句もドタバタ
ラブコメディーだし・・・
でも、じぶんはこういった解釈をして、そしてそういった部分が好き
でこの作品を応援してきました。だから間違っていてもかまいません、
じぶんはこれが好きなのだから・・・!
総評
まぁ上でこの作品に対する総評みたいのを途中から書いてしまっていた
気がしまくっているのですが、そんなことは置いときまして・・・苦笑
アニメ版では、監督が全話交代という新たな試みをやってのけてくれ
ました!この手法、賛否は両論でしたが、じぶんは最後まで見て、結果
的にはよかったんじゃないかな、と思います。
たしかに、ギャグに走る際にその監督の代表作のパロが多く、正直見た
ことない作品のをやられてもイマイチわからない・・・ということもまぁ
ありました。それは知らない人からしてみれば批判的な意見を生んで
しまうかもしれませんが、逆から見てみれば、それはその監督の個性が
出ているということですよね?それってスタッフさんの色が出ていると
いうことで、いいことだと思うんですよ、面白いし!
それに、じぶん、見出しましたよ、この一見バラバラなストーリの
羅列に見える本作12話に通った一本のテーマの軸を!
ヒントは希とキズナです!(・・・ってこれ答えかな?)
だから原作ファンとしても、まぁある程度許容範囲としておきます!
ギャグの応酬については、さすがに原作とかけ離れている気がして
びっくりいたしましたが、あれはあれで原作では描けていなかった
ストレイキャッツの本当になんにもない平凡な日常の描写だと思え
ば中々楽しめましたよ☆(この辺はもはやこじつけですがねw)
グランブレイバー(?)だって、千世が作ったアニメでしょう?それを
丸々1話放映して見せてくれるなんて、試写会だよ試写会w
それに正直言ってじぶんはあれよりも去年の8週間の方が頭きてたしw
結局、悪くない作品に仕上がっていましたよ☆とこれがいえれば
問題なし!最後に心配なのは、アニメ版が気に入った人は原作の
雰囲気を受け入れることは出来ないだろうということかな?
こればっかりは、ある意味じぶんなりに解釈してないと共通点が
見出せないからね・・・でも、ぜひ興味があったら原作も読んでみて
下さいね!笑
さて、他には特に書き残したいことはないので中途半端な終わりでは
ありますが、この辺で終わりにしようと思います!
本作アニメを支えてくださったスタッフさん(監督さん12人を含むw)
キャストさん、楽しく、時に叫んだ3ヶ月間をありがとうございました!!
第二期がもしあるならば、もう少し原作よりにしてもらえるとより
嬉しい限りです、まだ、3人はスタートラインに立ったばかりなので・・・
<場面>
叶絵&藤野先輩ェ・・・

ふたりともガッツリカメラ目線頂いてますw
ポーズも決めちゃってくれちゃってwww
ツッコミしづらいなぁ・・・じゃあアニメも終わって
しまったしネタバレ行きますか!?笑
見たくない人は目でも瞑ってそのまま下へw
・・・。
藤野先輩はそのうち大吾郎の彼女になります☆
・・・。
・・・・・。
なんかむなしい・・・泣
ぶつっつ!


二人とも大切な友だち、だからどちらか一方の
味方をするなんてことは出来ない、それで希が
考え出したひとつの道がぶるっつだったんですねw
単にギャグかとも思われますが、この意味不明な
行動には希の強い思いがつまっているんですね!
私も、巧と走りたい

自分の思いを千世や文乃を前にしっかりと
伝えることが出きた希、すっごく嬉しそう
です☆
お皿の上のえさはひとつしかない、その
ひとつの幸せを狙うなんて欲張り、だけど・・・
自分の幸せを求めてしまうのは悪いこと、だと
決め付けるべきではないですよね♪
スタートラインに


これでようやく3人がスタートラインにたった
というところでアニメはおしまいとなってますね・・・
これから3人の恋愛バトルが繰り広げられていく
というのに・・・泣
しかし、希の宣戦布告にはふたりとも驚いたはずw
『迷い猫』たちの戦いは、まだ始まったばかりです☆
次回は、

たぶん総集編なんでしょう!これだけストーリーに波があった作品なので
総集編として一本のつながりをうまく描き出してくれたならうれしいですね☆
<過去記事>
・第01話 「迷い猫、駆けた」←キャストなどの第1話基本情報のみ記載
・第02話 「迷い猫、笑った」←今思うとこの頃はまだよかった・・・
・第03話 「迷い猫、見つけた」←希が仲間になる回。この頃にはもう戻れない・・・
・第04話 「迷い猫、脱いだ」←本作最初のショックを受けた回
・第05話 「迷い猫、泣いた」←全体的に見て一番原作に近かった回
・第06話 「迷い猫、困った」←まだ見れるかな?な菊池家康さまの回
・第07話 「迷い猫、乗った」←この作品滅びてしまえ、死にたくなる回
・第08話 「迷い猫、抜いた」←咲-Saki-回、ジェンガだけど。
・第09話 「迷い猫、泳いだ」←文乃のめんどくささ爆発w
・第10話 「迷い猫、持ってった」←家族を思わせる回。
・第11話 「迷い猫、割れた」←スパッツかブルマか!?今、学園を分けた戦いが始まる・・・

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でわまた。。。
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