(感想)はなまる幼稚園 第11話「はなまるな押しかけ女房/はなまるなお話」
第11話 「はなまるな押しかけ女房/はなまるなお話」
【キャスト】
・杏 真堂 圭 ・良太 藤村 歩
・柊 高垣彩陽 ・苺花 大亀あすか
・小梅 MAKO ・柚菜 松永真穂
・土田先生 日野 聡 ・園長先生 青山桐子
・山本先生 葉月絵里乃 ・桜 本名陽子
・雛菊 伊瀬茉莉也 ・花丸 遊佐浩二
・健一 藤田麻美 ・真弓 斉藤千和
【スタッフ:はなまるな押しかけ女房】 【スタッフ:はなまるなお話】
・脚本 小黒祐一郎 ・脚本 小黒祐一郎
・絵コンテ 鈴木 薫 ・絵コンテ 鈴木 薫
・演出 鈴木 薫 ・演出 鈴木 薫
・作画監督 清丸 悟 ・作画監督 小野田将人
【第11話エンディングテーマ】
・『Yes,We Can!!』(歌:草野先生 Cv.水原 薫)
(歌:川代先生 Cv.若林直美)
【あらすじ】
・「はなまるな押しかけ女房」
風邪をひいて幼稚園を休んでしまう土田先生。
自宅で寝ていると、チャイムが鳴らされます。
ドアの前にいたのは杏。寝込んだ土田先生を心配して看病に来たのです。
驚く土田先生をしり目に台所の洗いものや掃除をはじめます。自信満々
な言葉とは裏腹な危なっかしい手つきに、寝る暇もなくなる土田先生でしたが…?
・「はなまるなお話」
またまたアパートにやってきた杏を自宅に送ったついでに、桜の仕事を
手伝うはめになった土田先生。
山のような仕事にも関わらずさらにやる気を出す桜をみて、
自分の仕事に対する気持ちを改めて振り返ります。翌日、
土田先生はある決意のもとに山本先生の住むマンションの前まで向かいますが…?
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<目次>
・<Aパート:はなまるな押しかけ女房>
・<Bパート:はなまるなお話>
・<次回予告>
今回、Aパートが風邪を引いた土田先生を杏ちゃんが押しかけてきて看病してあげ
・・・ようとしてなんだかんだでドタバタになるお話、Bパートは土田先生が幼稚園
の仕事についての心情を語ったり、恋情にある程度の整理をつけようとするお話。
そして、A・Bパートを通しての、杏ちゃんの"押しかけ女房"から"通い妻"化や、
土田先生の心情話となっておりました。
また、エンディングは草野先生(Cv.水原薫)と川代先生(Cv.若林直美)の二人が歌う
『Yes,We Can!!』草野先生や川代先生の元気のよい感じがすごく出ている明るい
雰囲気の歌でした。曲名が某大統領の名セリフなだけあって曲名だけは印象に残り
そうです。
<Aパート:はなまるな押しかけ女房>
前回の山本先生への告白が失敗に終わった土田先生はあれ以来ずっとどこか元気の
ない様子。そんな中、悲劇的な気分に浸ろうとして雨の中を傘をささずに突っ立ち
風邪を引く。風邪を引いて幼稚園を休んだ土田先生を心配して杏はお見舞い&家事
をお手伝いする。
風邪を引いた理由が少し大人気ないが性格を考えるとわからなくない。それよりも
前回の告白をここまで引っ張っていたのかと驚いた。
杏は洗物をやろうとしたら割ってしまい、掃除をしようとしたらコロコロテープ(?)
にぐるぐる巻きなってしまいミイラみたいに。さらにはエロ本を発見されてしまい
災難な土田先生。
一生懸命な杏ちゃんの姿にふと笑みがこぼれる。ここまで好いてもらえる土田先生は
かなりの幸せ者だろう。ただ、今のご時勢、個人的に家に園児がいるというのはもし
かしたらマズイ状況なのかも・・・
また、自分が担任の園児にエロ本が見つかってしまったときの気持ちってやるせないで
しょうね。
幼稚園で嬉しそうに「つっちーと一夜を共にした」発言をする杏、それを聞きつけて少し
ムキに(慌ててしまう)なってしまう雛菊。
雛菊の言うとおり、なぜにわざわざ紛らわしい言い方を。杏ちゃんの嬉しい気持ちはわ
かりますが、他の人(特に大人)が聞いていしまうと土田先生は強制的に幼稚園を辞める
ことにもなりかねないですよね。ちょっとマジメな領域で話してはいけない作品ですw
風邪が治っているにも関わらず訪れ続ける杏ちゃん。
どうやら杏ちゃんは土田先生の"押しかけ女房"から"通い妻"になったらしいですね。
好かれすぎている土田先生も大変ですが、それでもコインランドリーに共に行く彼
の背中、そして笑顔からは、疲れるな~的な雰囲気を醸しつつも、この微笑ましい
"小さな笑顔"に安らぎを感じているのだなというのがわかります。
杏ちゃんも好きな人に"尽くせて"すっごく嬉しそうな顔をしていて、見てるこちら
まで応援したくなってしまいます。
<Bパート:はなまるなお話>
眠ってしまった"通い妻・杏ちゃん"を送り届けてきた土田先生。そこで彼が悩みを
打ち明ける。最近元気がなかった彼は恋のことで悩んでいたのではなく、自身の
"仕事"について分からなくなっていたのだった。
"働く意義"について、特にこれといったものを持たないまま、学生の気分のまま
"なんとなく"始めた幼稚園の先生という仕事。
果たしてそれがいいのか、悪いのか、正しいのか、正しくないのか、そういった
始まりの部分で迷子になってしまったつっちーに、"仕事"の本質を確認させてあ
げる桜さん。彼女の言葉で、自分の向かうべき気持ちを定め、土田は山本先生に
告白することにする。
園児のため?自分の信念のため?・・・違う。
彼は山本先生に認められるために最近は仕事をしていた、いつも山本先生の視線
を気にしていた。そんな彼の"恋心"への決着は、今の彼の"仕事との向き合い方"
への決着でしょう。
そして臨む山本先生への告白。しかし彼はそこで山本先生の"真の気持ち"を目の
あたりにする。自分を認めてもらおうと思っていた、素晴らしい先生だと思って
いた相手・山本先生自身が"一人前の先生"になることに今は必死だという。自分
なんかよりもよっぽどすごい先生がさらに努力をしている姿、気持ち。"仕事"に
かける"情熱"を目前に見る。そして彼は、自身が彼女とは釣り合わないと思って
しまう。
おそらくこの山本先生の気持ちを聞いたとき、桜さんの姿も脳裏に過ぎったので
はないだろうか?仕事に注ぐ"情熱・心意気"、それらが自分のとは桁違いだとい
うことに少なからず衝撃を受けたはず。そして、"恋愛"が目標と成りかけていた
彼は、二人の姿を見て、"自身の気持ちを存分にぶつけるべき仕事"が大切だとい
うことに気がついたはずです。
家に帰ると今日もまた"通い妻・杏"が。料理をして一緒に食べたり、とそろそろ
完全に妻になりかけている杏ちゃん。そんな杏ちゃんの笑顔に不覚にもトキめく
土田がここにいた。
食後、ひと段落して杏にお話をせがまれる彼。そこで彼が話した内容が・・・
「おとぎの国のドジドジ王子とドンカン姫のお話」
登場キャラクターは王子と姫、そしてパンダネコ。
これらはおそらく土田、山本、幼稚園の子供たちを表しているのではない
だろうか?注目すべきはパンダネコ。悪い方といい方がいる。
悪い方はおそらく"恋愛を考えながら接してしまった園児達"
良い方はおそらく"仕事を考えながら、情熱を持って接する園児達"
悪いパンダネコを倒すべく良いパンダネコは戦おうとするが、悪い方は巨大化し、
手に負えなくなる。そこで王子がした行動は"お城の地下倉庫に走る"こと。
ここがちょっと考えさせられる。話の流れ的にはほぼ確実に悪いパンダネコを倒す
ために地下倉庫へと走り、なにか秘策を出したりするつもりなのだろうと考える。
つまり、比喩内容としては"仕事"を大切に考え、情熱を注ぐことにするという意味
になる。
しかし、向かったのは倉庫は倉庫でも"地下"にある倉庫。さらに杏の「戦ったの?」
という問いに対して、倉庫へ走ったと答えている。
これは、もしかしたらまだ"逃げている自分"がいるということではないでしょうか?
けっきょく、"恋愛"と"仕事"のどちらも考えられる最後なんじゃないかと考える。
そのためなのか、王子と姫がくっつくのかくっつかないのかは放送的にはされて
いない。
どうにも考えすぎなのかもしれないが、ふと思ってしまったので書いておく。
あとがき
結局、うまく言いたいことをまとめることが出来ませんでした泣
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次回は、
第12話(最終回)
「はなまるなクリスマス/はなまるな気持ち」
注:次週(最終回)は深夜2時からの放送です!
次回はついに最終回、なんとも寂しい気持ちになりますね泣
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でわまた。。。
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