(感想)ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第9話「台風一過・虚像ト実像」
・カナタ 金元寿子 ・クラウス石塚運昇
・リオ 小林ゆう ・ナオミ 八十川真由野
・クレハ 喜多村英梨 ・ミシオ 高橋まゆこ
・ノエル 悠木 碧 ・セイヤ 平田真菜
・フィリシア 遠藤 彩 ・ユミナ 福圓美里
【スタッフ】
・脚本 吉野弘幸
・絵コンテ 青井小夜
・演出 青井小夜
・作画監督 野田康行
【あらすじ】
クレハの憧れの人・クラウス。
彼はかつて「砂漠の狼」と呼ばれた伝説的な戦車乗りだったそうです。
台風で立ち往生し、砦に留まることになったクラウスとの会話に胸を
弾ませるクレハでしたが、そこに飛び込んできたのは、教会の孤児・
セイヤが行方不明になったという知らせでした。
大荒れの天気のなかセイヤを捜すために立ち上がった小隊メンバーたち。
はたして、無事セイヤを見つけ出すことができるのでしょうか……。
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<目次>
・<基本情報>(一番上に戻る)
・<A-Bパート感想>
・<次回予告>
(全体感想)
今回は、クラウスの真実を知ってしまったにもかかわらずそれでも
彼を尊敬し続けることにしたクレハと、彼女の夢を壊さないことを
決めた"臆病者"の英雄・クラウスとの、ちょっと変わった絆を描い
たものとなっておりました!
今回は日常的な話に類される話中心でしたが、それでも着実に不穏
な事態が迫ってきていることを暗示させる場面がちらほら。
とってもクォリティーの高い話数だったのではないでしょうか?
そもそもこの作品、回を重ねるごとに素敵になっていく気がする。
さて、まずはイリアさんについて。アルカディア大公殿下の第一
こう女と劇中で触れられていたので、今までは王の娘で"皇女"だ
と思っておりましたがどうやら正しいのは"公女"のようですね。
そして大公というのは、王の下・公の上。つまり王族ではあるが
分家であり、その分家の長などを一般に指すことが多いです。つ
まるところ、けっこうな数いるわけです。
するとどうやらこの国の共和制は民主主義ではないというのがわ
かってきますね。おそらくこのヘルベチア共和国の政治体制は、
16世紀頃のポーランド・リトアニア共和国で執られていた貴族共
和国体制、王を選挙で選びつつ貴族身分による議会政治が行われ
るものだったのではないでしょうか?
さて、クラウスの人物像について。まさかいまさらになってこの
人が実はただの勤続年数が長いだけのオッサンであることが明か
されるなんて・・・!!クレハと同じようにじぶんも抱いていたクラウ
スへの憧れを返してほしい。
そんな余談はさておき、クラウスは自身が「砂漠の狼」ではないと
いうことを打ち明ける勇気もなく、もちろん戦車乗りでもないた
だの臆病者な通信兵でした。
クレハの尊敬の眼差しを、彼なりに苦には思いつつも、どうして
もやっぱり言い出せない臆病者。しかし、今回そんな彼が見せた
たったひとかけらの勇気が大きな変化をもたらします。
危機的状況の中、臆病者であるにも関わらずクレハの期待に応え
て見せようと一生懸命になるクラウスの姿は、たしかに英雄のも
のであったと思いますね。
そんなクラウスの正体を、胸元のタトゥーの有無で知ってしまっ
たクレハも、一時はショックを受けましたが必死ににクレハを守
ろうとし、守ってくれたクラウスを「砂漠の狼」としてではなく、
自分を一生懸命に守ってくれた英雄・クラウスとしてこれからも
慕っていくのでした。
とても心に響く"絆"を描いたエピソードでした!
そして物語はいよいよ終盤へ。鍵となるのはもちろんリオ、そし
てカナタですね。なにか思い悩むリオを敏感に感じ取るカナタは
またフィリシアとは違った考えを持っていると思います。それは
ラッパの音というのを通じて感じているでしょう。
最終回12話までのラスト3回でどのような展開になるのか、とて
も楽しみなところです。
※以下はじぶん的すきな場面w
(感想)
<A-Bパート>
うわぁ~・・・

ノエルのこんな顔はじめてかもしれませんねぇ!
ダンゴムシをつついて丸まる様子に感動しちゃってるノエルが
すっごく面白くてかわいいですね☆
うんっ♪お芋がほくほくして・・・

こちらもノエルさんに注目っ!
以前と比べると本当によく笑うようになったと思います☆
カナタたちに心を開いていく様子がまざまざと見せ付けられてる
気分です笑
そういえば・・・

なぜにこんな格好なんでしょう?
どうして?
カナタとクレハはどうして上は着ていて下はパンツだけなの?
すっごく不思議すぎるんですが・・・?
ノエルは本当に黒だったんですねw
てかノエルは上も危うい???笑
お前は今、ミラクルクラウスと一緒にいるんだっ!

臆病にも関わらず、クレハをおびえさせないために一生懸命
英雄を演じ続けるクラウス。
たとえ英雄ではないにしろ、クラウスがいい人だというのは重々
伝わってくるセルフですっ☆
クラウスさん、ぐっじょぶっ♪
これだから子供は嫌いなんだっ!

ここはちょっと注目したい場面ですね。
このセリフ、言うことを聞かずに~の部分はどうも自分のことを
言っているのではないかと感じました。
そしてその前の増水した川を見て「もし落ちたら・・・」とつぶやきながら
イリア公女を思い出したということは、すっごく安直な予想ですが、
イリア公女は言うことを聞かないでなにか危険なことに巻き込まれて
しまったリオを助けるために死んでしまったのではないかななんて
思います。
タケミカヅチ

やはりタケミカヅチの方が圧倒的にすごい力を持っていたんだなと
感じましたね。
なにしろ照準がセンサーでしたからね、以前のフィリシアが乗っていた
やつはまさかの手動、ここひとつとっても大違いです笑
死んだ親父さんの代わりに、
俺がしっかり守ってやるっ!

クラウスかっこいいっ!!
たとえ「砂漠の狼」ではないにしろ、
もう十分にかっこいいし、英雄だと思いますっ!
ただのオッサンかと一瞬思いましたが、惚れ直しましたっ!
こいつは、俺の人生の中で
最高の名誉の負傷になったってなぁ!

なんかよくわかりませんが、泣きそうになってしまいました。
めっちゃカッコええってオッサンっ!
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次回は、

第10話「旅立チ・初雪ノ頃」
【あらすじ】
軍事年鑑のあるページを開き、
どこか塞ぎ込んだ様子のリオは、ずっと悩み続けていました。
自分のすべきこと、
自分にできることとは一体なんなのか……。
そんなリオを心配するカナタでしたが、
うまく言葉を伝えられません。
それぞれがもどかしい気持ちを抱きながら過ごす冬の始めに出会った、
一人の老婆。
彼女の生き様は、リオに大きな影響を与えることになるのです――。
です!
以下は公式サイト内で公開されている予告動画へのリンクです。
・公式サイト内 第10話WEB予告動画
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でわまた。。。
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