(感想)ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第7話「蝉時雨・精霊流シ」
・カナタ 金元寿子 ・セイヤ 平田真菜
・リオ 小林ゆう ・ユミナ 福圓美里
・クレハ 喜多村英梨 ・イリア 小野涼子
・ノエル 悠木 碧 ・司祭 石森達幸
・フィリシア 遠藤 綾 ・兵士 大黒和広
・ミシオ 高橋まゆこ ・ユキコ 植田佳奈
【スタッフ】
・脚本 吉野弘幸
・絵コンテ 松尾 慎
・演出 松尾 慎
・作画監督 河合拓也
【あらすじ】
蝉の声が響く夏のある日。
どこか元気のないフィリシアをカナタたちは心配そうに見ていました。
フィリシアの脳裏に浮かぶのは、かつての戦場での光景。
戦火のなか生き残り、瓦礫の山と化した街をさまようフィリシアに、
兵士の亡霊は問いかけます。
「こんな世界で生き延びることに、意味はあるのかい…?」
一方、セーズでは灯籠を流し死者の魂を慰める“フィーエスタ・
デュ・ルミエール”の日が近づいていました。
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<目次>
・<基本情報>(一番上に戻る)
・<A-Bパート感想>
・<次回予告>
(全体感想)
今回はフィリシアさんの過去背景、その記憶から見えてくる旧時代、
新時代の世界観が見えてくるとても重要な話となっておりました。
せっかくなので重要な点をまとめておこうかと思います。
まずは、だいたいわかっていたことですが新時代の戦闘は人間同士で
行われていたということ。そしてこれはフィリシアの生い立ちに関係
ある話ですが、配属された部隊は彼女を除いて全員彼女の目の前で戦
死してしまったということ。。
次に、旧時代の戦闘は人間による対怪物の戦闘であったということ。
これは中間部のシーンから推測できます。

以上の画像の窓には大きな黒い羽が映っており、その場面では羽の羽
ばたく音がしっかりと入っておりました。そしてこの鳥に近い怪物は
ビームによる攻撃を行い、タケミカヅチ同型戦車である多脚戦車を一
撃で大量破壊するほどの威力をもっていたということ。
この作品の舞台については町並みの描写が極めて日本的であり、また
フィリシアが地下で発見した旧時代の軍人の遺言らしき壁に刻まれた
文字が日本語(カナタたちの時代でいうイデア文字)であることから、
推測ですがどうやら舞台は日本的場所であろうということ。
時代に関しては、ここで出てきた黒い羽を持つ怪物とセーズに残され
た伝承の怪物が同じものを示していると仮定すると"伝承"として語り
継がれるレベルでの時間の経過があり、タケミカヅチという旧時代の
兵器を修復する技術が失われていることから考えるに、人間でいうと
一世代、二世代のレベルでない時間経過が考えられるからおそらくは
少なくとも新時代、つまりカナタたちがいる時代からは数百年単位の
経過があると思われる。そして旧時代とは、地下の軍人の遺体の横に
置いてあった銃の形状から、我々が住んでいるこの時代に近いという
ことが推測できます。
最後にこれはかなり可能性的にどうかと思いますが、リオは皇族なの
ではないかということ。これは以前の話でリオの幼い頃の記憶に金髪
の女の人が出てきており、それはカナタが軍に入ろうとしたきっかけ
になった人でもあります。そして今回、その人の正体がイリア皇女で
あることがわかりました。これらを踏まえて最後の方、フィリシアと
リオが会話をしているシーンでリオは、時々わからなくなる国や人を
守る意味を皇女に教えて欲しいといいます。そしてこのときに「もし
本当に戻ってきているなら」という言葉を言っております。この言葉
からリオが戻ってきている(欲しい)と考えているのは皇女だと推測で
きます。そして最後、決定的なセリフが「母さま、"姉さま"」というつ
ぶやきです。母が死んでいるのも前回まででわかっており、さらに
ここでわざわざいままでなんの描写もなかった"姉さま"を出すのは不
自然ですから、つまり皇女こそがリオの姉だと推測できるわけです。
以上が今回の話から考えられることをじぶん的にまとめたものです。
しかし、最後のはどうかはわかりませんね苦笑
そして、カナタにとっては悲しい事実なのかもしれません。あこが
れの人はすでに亡くなっているということが確定となってしまいま
したから。
とにもかくにも、ついに世界観をつかむことが出来てきたのでこれ
からの展開にものすごく興味をそそられます。この作品はどうやら
戦争と少女たちを根底のテーマとして持っているようですので、作
品の行く先はどういった方向になるかはまだわかりませんからね。
※以下は少し真面目に、砕けた感じで書かせていただいてます。
(感想)
<A-Bパート>

銃砲撃の飛び交うなか、どうして通信手段にラッパなのかが正直理解
できません。絶対に聞こえるはずがないですよね。
さらに、多脚戦車などという代物があるにもかかわらずどうして通信
の技術がないのかという疑問が出てきたりもします。
この通信手段であるラッパは、第5話の訓練の際もラッパを用いてい
たことから、旧時代からこれなのでは?とか考えてしまいます汗
なんでピンポイントで技術が抜けてしまっているのかも気になるところ
ですね。

めっちゃお盆の準備中☆(←☆は不適切かな?)
カナタの田舎の風習らしいですが、やっぱりこの部隊の中ではカナタ
が一番日本的ですね~

じぶんはこの司祭さまがけっこう好きです。前にでた似非坊主なんか
よりも信頼できる顔です!
それに前回はとってもいいお話をしてくれましたしw
そして今回、とってもお茶目な行動をしてくれたのでした笑
一生懸命つくったのに違うと怒られしょげる司祭さま、ぐっじょぶっ!
(作業的には、ぐっじょぶではないですけどね笑)

どうやらやはり海には生物がいないらしいですね。
どうしていなくなってしまったのかが気になります。旧時代の戦いの
せいなのでしょうか?それとも人間たちによる環境汚染が原因・・・?
まさかファーストインパク(ry 笑

ついに動いているタケミカヅチ同型多脚戦車を見ることが出来ました。
しかしこれはもう別のアニメにしか見えませんよねぇ汗
ここは攻殻機動隊ということで手をうっておきましょうw

今回初めてその名前が明かされましたイリア皇女殿下!
この方がやはり部隊のみんなを何かしらで結びつけるキーパーソン
なのではないでしょうか?
現に、カナタ、リオ、フィリシアまではつながっていることが明らか
ですからね!

あくまでとぼけるフィリシアに、本物の優しさを感じますね。
どんな過去があってつらくても、心配をかけまいとするその姿勢に
感動ですっ!!

ノエルは盆のことを知っていたにもかかわらず、持っておりません。
しかも表情は暗く、これもまたなにかの伏線なのでしょうか?
「私は見つけたわ・・・。
私がここにいる意味を・・・」


「きっとね、この世界に意味なんかないのよ。
でもそれって素敵じゃない?
だって、ないならじぶんで勝手に見つければいいんだもの?
・・・そして私は見つけたわ、私がここにいる"意味"を・・・」
"意味",それはカナタたちがにじぶんのような思いをさせないように
するという使命と置き換えられるのではないでしょうか?
「あの方は・・・」

この司祭さまのセリフもじぶんが推測した仮説の根拠のひとつなの
ですが、これもまた微妙でして、見たとおりにリオを見てそういって
いるのか、それとも魂が見えたかなんかでいったのか区別がつかない
ということです汗
なので結局は推測の域は出ないんですよねぇ汗
それはさておき、ホントこの司祭さま河童みたいだな~笑
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次回は、

第7話「電話番・緊急事態ヲ宣言ス」
【あらすじ】
砦にあるたったひとつの黒電話を前に、置き物のようにじっと座り込む
カナタ。首都本営とのホットラインを定期的に点検する
"本営直通高度緊急非常事態用指令伝達回線保守確認任務"に就いて
いる彼女は、涙をにじませながらきょう一日の自分の行動を深く反省
していた。
です!
以下は公式サイトに掲載の第8話WEB予告動画へのリンクとなっております。
・公式サイト内 第8話予告動画

予告動画の一場面です!どうやらがっちりシリアスに突入するという
わけではなさそうだということが見て取れます笑
じぶんとしてはあまり暗い話は好きではないのでよかったなとか思っ
ていたりして・・・笑
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