(感想)ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第5話「山踏ミ・世界ノ果テ」
・カナタ 金元寿子
・リオ 小林ゆう
・クレハ 喜多村英梨
・ノエル 悠木 碧
・フィリシア 遠藤 綾
・クラウス 石塚運昇
【スタッフ】
・脚本 吉野弘幸
・絵コンテ 藤村かずま
・演出 伊藤裕毅
・作画監督 川崎愛香
【あらすじ】
初夏、クラウスの手で時告げ砦に届けられた何通かの手紙。
手紙の差出人を見て喜ぶカナタと、嬉しそうなノエル。
忌々しげに悪態を吐くリオと、そんな皆を少し寂しそうに眺めるクレハ。
第1121小隊の隊員達は、それぞれに違った反応を見せます。
そしてフィリシアの元に届いた一通の手紙。
そう、その手紙がカナタ達の運命を左右する、すべての始まりだったのです――!
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今回のお話は、任務のようで遠足をカナタ、クレハ、ノエルの3人がするお話です。
先週まででカナタとのエピソードを終えている2人の素の姿が改めて見ることが
できるものとなっております。特にノエルの変化は大きいのではないでしょうか?
また、前回ほど考えさせられる場面は多くはないので単純に和やかムードを楽しめ
ます。
さて、その今回の任務(遠足?)とは何かといいますと、ノーマンズランドとの境に
ある旧時代の監視装置3箇所の定期チェックをしてまわるというもの。
しかしフィリシアがカナタたちにその任務を任せた真の目的とは他にあったわけです。
砦の乙女たちの先輩が一度は必ず見てきたもの、ノーマンズランド。それをカナタ
たちにもその目で見せようとしたのでした。それは、言い換えれば歴史そのもの、
遠い昔に滅びた歴史を目の当たりにしてもらいたいということなのでした。
和やかな話の中に散りばめられた歴史的背景のパーツを見つけ出し、この作品への
理解を深めることが出来るのも重要な見所のひとつですが、素直に3人の素の表情・
態度、そしてまだまだ幼い少女たちだということを実感させられるような会話、場面
を楽しめる構成であることに変わりわなく、そちらももちろん重要な見所となってます!
今回のお話、マジメの中に日常を、日常の中にマジメを、適度な具合に織り交ぜた、
見ていて飽きさせることの決してないものとなっておりました!
じぶん的にも今回の話が今までで一番見ていて楽しめた(上の二つの意味で)かと
思います!
ぜひぜひ必見です!!
考察っぽいことは以上で、以下は感想なのですが、今回は深く考えさせられるものも
そう多くは無いのでツッコミ率が高いものになるかと思いますw
<A-Bパート>

タケミカヅチにてシミュレーションを行うカナタたち。
この戦車本当に5人乗りだったんですね汗あれだけハイテクなら操縦士ともう一人
くらいであのセンターモニターあたりをいじればなんとかなりそうな雰囲気あるん
ですけどねぇ汗
驚くべきは通信手段がラッパだったことですねっ!笑
弾薬装填もロックオンもすべてパネルを操作することによって可能なタケミカヅチ、
なのに後続の部隊に連絡する術はまさかのラッパ!!
テクノロジーレベル微妙すぎでしょっ!?
その偏りすぎた中途半端ハイテク兵器に一度ふざけるなといってやりたいですね汗

冗談を言ったつもりがそれを本気にしてしまうカナタ、こまったノエルが
少し照れてしまいます。
・・・かわすぎる!
この照れて恥ずかしがっている姿がもうホントにかわいいですっ♪


リオに頼まれ、クラウスに倉庫から酒を持っていってドキドキでプレゼントするクレハ。
どうしてこんなにクレハは照れてしまっているのでしょうか・・・?
まさかっ!?オジサンが好きな女の子だったのでしょうかっ!?
っと、大丈夫です。クレハはクラウスという軍人を尊敬していたのでした。かつては
「砂漠の狼」と恐れられるほどの名戦車のりだったクラウスへの尊敬はもう惚れちゃう
くらいのものだったということでしょう!
・・・いや、そうじゃないと困ります、というかいやです!(笑)


遠足だと思っていたら思いっきり任務だとわかった3人。任務内容は旧時代の監視装置
のチェック×3箇所。それぞれを巡る遠足だというフィリシアは腹黒上官だったという
わけですね笑
そしてその"遠足"に重たいなんてレベルじゃないザックを持たされることに。
しかしこれがまた持てないw
がんばって踏ん張ってもやはりダメw
クレハが持ち上げられたと思ったらそのまま前に倒れこんで動けなくなっちゃい、
それをノエルは同じように動けなくなりながら見ているのでしたw
さて、荷物もどうにか持ったところで早速出発なわけですが、その前にいろいろな
注意事項を伝えるリオ先輩。
でも、そんな中3人はすでに限界近くに・・・汗

そんな3人にリオ先輩は、「万一もうダメそうだったらラッパを吹け」といいます。
するともう死にかけて某うみねこがないちゃう頃に的なものの中に出てくる死体の
ような表情をしているカナタは迷わずすぐさまラッパに手を・・・
かけようとして止められるのでしたw
カナタ、意志弱すぎです!というかよくこの根性のなさで軍人になれましたねっ!?
いくら戦争が停戦状態だからといって荷物も持てないようではまずいのではないで
しょうかっ!?
カナタだから仕方ない、といえばそれまでですが苦笑
そして最後にリオ先輩は獣が出た際には武器による発砲も任意にまかせ許可する
というのでした。
カナタはもう降参状態ですが、さすがノエルたちは恨み言ひとつ言わずに
リオ先輩の指示にしたがって・・・・・・

おい、まてこらぁ!
ノエルさん、その銃どうするつもりだよっ!?
まさかのノエルの反逆w
獣がいたら任意で発砲も許可するといわれた瞬間こいつ拳銃を取り出しましたよっ!!
確実にいまの自分たちにとって害をなす存在である、
獣=リオ先輩 を射殺しようとしましたよねこの子っ!?
あぁ、ノエルのこういう本性がわかってとってもうれしいし、性格もこっちの方が
楽しいから問題なしですが、
なんでしょうかこの何か失ってしまうかのような錯覚・・・苦笑


無事に一つ目の監視装置のチェックを行い、なお暑い中重い荷物を背負いながら
進む3人。そのときカナタが小川を発見、少しここで休憩することに。
こういう姿を見ますといくら軍人とはいえ、やっぱりまだまだ少女なんだなと実感
させられますよね。この無邪気にはしゃぐ姿にはとても生き生きとしたなにかを
感じずにはいられません。このような平和がずっと続けばいいのですが・・・。
そしてこの水掛にノエルも参戦、この辺りにもノエルの心がカナタたちに開かれたこと
を見て取ることができます!
さらに、クレハのがフィリシアの本性うんぬんのトークを始めます!しかもおそらく
本人が聞いたら怒る内容のほうでw
クレハ曰く、フィリシアはかなりの腹黒らしい。でもカナタとノエルはまったく
そんなことはないと否定します。
う~ん、これもある種のガールズトークなんじゃないですかね笑
普段は話せないようなことを気兼ねなく話せるような存在になっているということ
だけは確かですねっ♪
ちなみにじぶんはクレハの意見に一票ですっ!笑


小川で遊んでいるときにザックをなにものかに襲撃されてしまい、昼食とコンパスを
失ってしまうカナタ達。仕方なしに先を急ぐことにするのですがコンパスがないため
ノエルが地図だけを頼りに道を選びます。
途中でカナタが山桃を発見するのですが、がけの上に生えていたためあえなく断念。
すごく残念そうなカナタをクレハがクラウスさんの話をして納得させるのでした笑
山桃はカナタの大好物かなにかなのでしょうか?口がペコちゃんみたいになってました笑
そして、クラウスさんは実はすごい人だったんですね!昔は砂漠を越えて敵拠点を
制圧しているなんて!!
それだけの勲功を上げているにもかかわらずいまだに少佐というあたりに真の兵を
気概を感じますね笑

ノーマンズランド。そこは単なる人が住んでいない砂漠やジャングルなどといった所を
示していたのではなく、"かつては人が住み、文明があった場所"そして現在はすべてが
滅び去り、人がいなくなってしまった場所を示していたんですね。
その滅び去り、地に横たわるビ廃屋、そして風化して砂漠と化しつつあるその風景を
フィリシアはしっかりとカナタたちの目に焼き付けておいて欲しかった、だからこの
遠足を3人にやらせたのでした。
夕日に照らされたノーマンズランドは、とても美しい風景といえばそうですが、実際は
とてもかなしく、寂しい雰囲気を持つ場所であります。
しかしそれこそが大きな戦争を世界がしてきたことを示すものであり、歴史であるわけ
です。
今は平和かもしれない、しかし歴史を見ればこのような寂しく、悲しい現実もあるのだ
としみじみ感じさせる場面でした。

イノシシだかなんかにお昼ご飯をうばわれ食べていなかった3人に、
一生懸命がんばったご褒美の意味もこめて山桃を採ってきてあげたリオ先輩。
採取の途中でイノシシと対峙するというデンジャラスなイベントが発生して
おりましたがどうにか、倒すか逃げるかして少しボロボロになりながらも帰還
しておりました。
やっぱりリオ先輩は後輩思いのとってもいい先輩ですね!自身の危険も省みず
イノシシと(おそらくw)攻防を繰り広げながらも山桃をしっかり持って帰って
きてくれているところに感動&尊敬ですよ!
いくら鬼教官だったとしても、根はとっても優しいからこそ、3人ともリオ先輩を
慕っているのだなぁと、理由がわかる場面でもありますね♪
<おまけ>

このノエルさん、ちょっと色っぽいですねw
でも重要なのはそこではなく、今まではあまり笑ったことがなかったノエル
が口元に笑みをたたえていることですね!
カナタの影響なのか、クレハも生き生きとしていますし、ノエルも感情を少しだけ
ではありますが見せるようになってきました!
これからどんどん自分を見せてくれるようになるといいのですが笑
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今回の話で思ったことがもうひとつ。初登場時のリオ先輩と比べると
現在のリオ先輩って少しキャラがおかしくなってきてませんかね?
なんというか、かっこよくてしっかりしている先輩から、どちらかと
いうとテンションがおかしくなった小林ゆうさんみたいというか・・・汗
じぶんの気のせいであるといいのですが・・・苦笑
次回は、

第6話「彼方ノ休日・髪結イ」
【あらすじ】
セーズにやってきてから初めての休暇に、カナタは張り切って街に出ました。
偶然にもその日は、街の中央広場で市が開かれる日。
初任給を手にあちこち見て回っていたカナタは、教会の修道女・ユミナと出会い、
孤児院から抜け出した女の子・ミシオの捜索に巻き込まれていきます。
しかしそんなカナタとは別に、時告げ砦では別の事態が進行していて――。
です!
以下は公式サイトにある第6話WEB予告動画へのリンクとなっております!
・公式サイト内 第6話WEB予告動画
ドキっ☆乙女だらけの脱衣トランプ!
~脱ぎたくなけりゃ掛け金増やせ~ 開催!
と、予告動画内ではクレハが言ってますが次週はいったいどんな
内容なのでしょうか!?これじゃ気になって仕方ありませんw
シーンを見る限り今までとは少し違った雰囲気(本作品的なもの)をもつ
ドタバタ日常系になるのではないかなと思わせるものとなってました汗
じぶん的には暗い話より断然そちらの方がいいのですが、今まででイメージされて
きた世界観だけは壊さないでほしいですね笑

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でわまた。。。
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