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aniパンダの部屋

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(感想)異国迷路のクロワーゼ 第8話「子供部屋」

異国迷路のクロワーゼ
第8話「子供部屋」
鳥籠に囚われているカミーユ。そんな彼女だが好きで囚われていたのでなく、
諦めていたから。諦めていた、でもその中にいても、好きな人のことを思い・・・

異国迷路のクロワーゼ8話の感想10


【キャスト】
 ・湯音    東山奈央   ・エドガール 麻生智久
 ・クロード  近藤 隆   ・アラン   藤本たかひろ
 ・オスカー  田中秀幸   ・侍女    山口奈々
 ・アリス   悠木 碧   ・クロード(幼少) 佐藤利奈
 ・カミーユ  矢作紗友里  ・ナレーション   マーク・カポンティエ

【スタッフ】
 ・脚本    池田眞美子
 ・絵コンテ  布施木一喜・安田賢司
 ・演出    布施木一喜
 ・作画監督  藤本さとる

【オープニング・エンディングテーマ】
 ・OP:『世界は踊るよ、君と。』(歌:羊毛とおはな)
 ・ED:『Tomorrow's Smile』 (歌:A.m.u.)

【あらすじ】
アリスにお茶会へ招待され、ブランシュ家の屋敷へやってきた湯音と、シブシブ
ついてきた付き添いのクロード。アリスにどこかへ連れていかれる湯音を見送っ
たクロードは、姉のカミーユと話すことに。二人は昔、中庭で度々逢っていた間
柄なのでした。一方、湯音は日本のおとぎ話を色々とアリスに語ってきかせます。
お礼にと、子供時代の部屋に湯音をつれてきたアリスは、今度は子供の頃の話を
湯音に語ります。





私たちがおとなになって私が結婚しても・・・、

異国迷路のクロワーゼ8話の感想14

子供の頃、彼女がクロードに言った言葉。彼が彼女を好きならば、それは
とても残酷な響きを持っていたに違いありませんよね。小さい頃は仲良し
だった二人が今もってぎこちない感じなのはこれが発端なのでしょうか。


これだけ聞けば、カミーユなんて女なんだ!って話ですが、実際はそんな
責める話じゃないですよね。子供の頃の彼からすればまだまだ二人の間に
壁ははっきりは見えていないでしょう。でも、彼女にはしっかりと見えて
いたんですよね・・・そう、家柄の違いという見えず超えられずの強大な壁が。


だからこの彼女の言葉はその中にあって、精一杯の真剣な気持ちを込めた
ものだったのだと思います。それは今のカミーユが湯音に語る様子で感じ
ることが出来るかと思います。上で挙げた言葉の続きからも強く伝わって
きます・・・。


"ずーっと遊びに来てくれる?"・・・それは、愛人として、という意味で変わ
りないものではありますが、でも時々来ていつか消える存在の愛人ではなく、
"ずーっと"一緒にいたいと言ってます。正式に結婚して夫婦となることが
叶わないと知っている彼女が大好きな彼と一緒にいられる精一杯の方法・・・。


"どこまでも飛んでいって・・・"

異国迷路のクロワーゼ8話の感想16

そんな笑顔の裏で辛い思いをし、悩み、最善と思う結論を出した末に今の
ぎこちない仲になってしまったカミーユとクロード。二人と対象的に描か
れているのがアリスと湯音というわけですよね。特にカミーユとアリス・・・。


子供の頃から鳥籠に閉じ込められるのが性に合わないアリスはいつも逃げ
出して外の世界へと飛び出して行っていました。でもカミーユは鳥籠の中。
でも、外へ飛び出したい、自由になりたいという気持ちは二人変わりません。


それは、アリスの紙芝居に目を輝かせていたカミーユの姿を見れば一目瞭然
ですよね。自由への憧れ。心には大きく膨らんでいても、家の長女としての
責任と宿命を背負わなければならないという思いがそれに蓋を閉めている・・・


そんな妹・アリスをスゴイと思うと同時に、どこまでも羨ましく思っていた
のではないでしょうか。鳥籠から飛び出し、そしてどこぞの身元も怪しい者
を鳥籠に遊びに連れてくることも出来る、妹。対して、鳥籠を出ることも叶
わず、当然招くことも叶わない、そこには壁と、そして小さい頃に出来た溝
が存在してしまうのだから・・・


"そして将来、きっと同じ気持ちを
語り合える、異国の少女に手渡された服・・・"


異国迷路のクロワーゼ8話の感想18

あの物語をアリスが語っていた時に着ていた服。それはカミーユの心に希望
が齎された時の思い出の品。自由を夢見る少女が期待に胸を膨らませていた、
その期待の一部と言っても過言ではない程のもの。なぜ、あげてしまうの?


いつか叶えたい思いに、輝きを見出したがため、ではないでしょうか。あの
時アリスが語った物語を今、彼女は現実にしつつある。あの頃、二人で夢を
見た物語の内容。異国の・・・文化や家柄の違う少女と自由に、そして仲良く
どこにでも行けるお話。


今、湯音に手渡された服は希望。カミーユの、希望。アリスの思いが届けば
いつか自身の思いも届く。届いていほしい、届かせたい。希望を湯音という、
自分と思いを有る部分で共有する少女に託した、とも考えられるのでは・・・?


それは、窓を開け放ち、風を受けながら笑う・・・アリスの物語を聞いていた時
のように心からであろう、笑顔を見ればその気持ちを感じることが出来るの
ではないでしょうかね。そんな、カミーユ嬢に焦点を当てた、悲しくも希望
が垣間見える、淡くも素敵なお話だったのではないでしょうか。



次回は引き続き、カミーユ嬢関連の話。クロードとカミーユ、二人の小さい
頃のことが描かれるようです。今回はかなりの想像で感想とリンクして上で
綴ってしまいましたが、果たして真実はどうなのか?二人の溝にあの言葉は
関係しているのか?まずはそこから・・・次回も、大いに注目したいと思います!





次回は、
異国迷路のクロワーゼ8話の感想予告


<過去記事>
 ・第01話 「入口」
 ・第02話 「チーズ」
 ・第03話 「日本迷宮」
 ・第04話 「水明かり」
 ・第05話 「迷子」
 ・第06話 「鳥籠(クリノリン)」
 ・第07話 「天窓」


でわまた。。。



↓拍手など頂けるととっても元気が出ます!
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| wendyの旅路 | 2011/08/28 10:08 |

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| anilog | 2011/08/29 12:05 |

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