(感想)あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第8話「I wonder」
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
第8話「I wonder」
親の思いは強いけれど、限界もあることを二人を通じて描き出していたかな。
そして超平和バスターズでは・・・ついにめんまが。ほんとのお願いって本当は・・・

第8話「I wonder」
親の思いは強いけれど、限界もあることを二人を通じて描き出していたかな。
そして超平和バスターズでは・・・ついにめんまが。ほんとのお願いって本当は・・・

【キャスト】
・宿海仁太 入野自由 ・宿海 篤 小形 満
・本間芽衣子 茅野愛衣 ・宿海塔子 大原さやか
・安城鳴子 戸松 遥 ・本間イレーヌ 大浦冬華
・松雪 集 櫻井孝宏 ・本間聡志 水原 薫
・鶴見知利子 早見沙織 ・店長 金光宣明
・久川鉄道 近藤孝行
【スタッフ】
・脚本 岡田麿里
・絵コンテ 吉村 愛
・演出 吉村 愛
・作画監督 荒木弥緒・井口真理子・緒方浩美・斉藤美香
【オープニング・エンディングテーマ】
・OP:『青い栞』(歌:Galileo Galilei)
・ED:『secret base ~君がくれたもの~(10 years after ver.)』
(歌:本間芽衣子(茅野愛衣)・安城鳴子(戸松遥)・鶴見知利子(早見沙織))
【あらすじ】
花火を上げることを「めんま」の父親に反対されていたと知り、ショック
を受ける「じんたん」たち。どうにか「めんま」の願いを叶えたいと、
「めんま」の母親を説得しようと試みるが…。
あの子だけが、昔と変わらずにッ!!

前回、じぶんはラスボスかの判断はまだしない方がイイって綴り
ましたが、まさに良かったわけで。めんまの母からすれば、握り
潰したいとかではなく、ただただ、娘のことを強く思うが故でした。
このお母さんだって人の親、当然の思いだと思います。かつての
仲良しメンバーが、娘だけ入っていない状態で何かをみんなで力
を合わせてやろうとしていたら、そりゃ"仲間はずれで可哀想"と
思うのは当然だと思いますよね・・・。
でも、人の親だからこそ、死んでしまった人の本当の気持を分か
ってあげることは出来ない、自分の中でのその人の像だけが生き
てしまうから・・・。今のお母さんの気持ちは、めんまとは違います。
娘を口実に遊んでいるだけって母は思ってますが、実際めんまは
みんながまた一緒に仲良く集まる姿を凄く嬉しそうに見てますよ。
そりゃあ、自分が加われないという思いに寂しそうな顔もしますが・・・
知らないよ、なんにも・・・、

お母さんの気持ちはすごく、すっごく分かります。たったひとり
の、娘だったんですからね。でもお母さんだから、めんまの思い
を全部分かってあげられているかといったら、それはまた違います。
それが仁太のお父さんを通して描かれていますよね。仁太の父は
すっごく自由に、好きなようにさせてあげている。でも、仁太が
何をしているのか、行動とかはちゃんと知っていて、分かっている。
分かってあげているから自由に・・・とも考えられる、まぁ結局彼は
すっごくいいお父さんなわけですが、そんな素晴らしい父である
はずの彼は"何も知らない・・・"と言うわけですよね。
息子が何をしているか、頑張っているかなんて行動とかはしっかり
と分かってあげられているけれど、でも、心の奥で考えている思い
までは、知ることなんか出来ない・・・。何も、わからない、と・・・。
めんまのお母さんも一緒、でも仁太のお父さんと違うところは、
その大事な部分を実は、どんなに子供も思っている親であっても、
真に全部分かってあげることなんて出来ないんだという事実・・・。
親の思いと限界を、立場のちょっと違う二人の親を通じてしっかり
と描き、超平和バスターズの"子供"との関係、心の中を描き出して
いる非常にスッキリとする展開でしたね。
自分が許せなくって・・・

あなるの淡い告白。それは同時に胸のうちに秘めた後悔の辛い告白
でもありましたね。あなるは、好きでいた、その事自体も罪悪だと
感じてしまっていた、というのがちょっと見ていて辛かったですね・・・
本来なら単なる淡い恋の思い出として残るはずだった気持ちは今、
いやあの日からずっと、安城鳴子というひとりの女の子を苦しめ
続けていたわけ、ですからね・・・。きっと、何をするにもチラついて・・・
あなるに始まり、実は次々とみんなもまた、影を背負ってしまって
いるのだろうな、という事実に思いが至る仁太。みんな、笑ったり
していても、それは裏の何処かでは申し訳ない、って思ってる・・・
でもゆきあつ曰く、仁太とは違って他のみんなは傷を他人に押し付け
てないそうですが・・・じぶんはゆきあつにだけはちょっと納得しかねる汗
ゆきあつ、十分に自分が感じている辛さ、傷を他人に押し付けてます
よね・・・
めんまへの思いも一際強いゆきあつだからこそ、というのもあります
が、だからこそゆきあつには仁太と同じくらいにめんまを信じてあげて
欲しかったかな、なんても思いますね。もちろん、"見えるか見えないか"
で気持ちに大きすぎる差が生じるのは致し方ないと思いますがね・・・。
"超平和バスターズは、いっつも仲良しです"

ここは泣かせにきましたね。最初からやれよ!と思っていた人もまた
たくさんだとは思いますが、このタイミングだから効果があるわけで・・・
もし最初の段階でやっていたら、ただの悪ふざけくらいにしか思われ
なかったはず・・・。
最初と何が違うか。それはやっぱり"みんなの向いている向き"だと
思いますね。それぞれが、影を背負い、違い違いの方を向いて歩いて
いた。
でも、仁太の行動から、徐々にみんなは昔と同じように、すれ違いは
あっても、同じ向きだからこそ起こるすれ違いであって、向けている
からこそ、めんまの日記を信じれる気がしているのだと思います。
そしてめんまからすれば、今まではみんなを信じて、影から見ていて
微笑んでいた。でも、またみんながバラバラになってしまいそうだと
ぽっぽの話を聞いて行動を起こしました。
やっぱり、そういうのを見ていると思えてくるんですよね。本当の
"ほんとのお願い"はやっぱり最終的にみんなが"いっつも仲良し"で
ありますように・・・一緒にいられますように、なのかなと・・・。
花火ももちろんお願いではあろうけど、でもそれだって"みんなで"
っていうのが大事だと思うんですよね。そして"いつまでも一緒"の
大切さは凄く分かるはず・・・仁太のお母さんが、入院で一緒にいられ
なかったということもありますしね・・・。
そんな、色々全部ひっくるめて、行動を起こしためんまのこの微笑
には、胸がキュってなりましたね・・・思わず涙が・・・。あと本作も残す
ところ3話、一体どこに着地するのか、期待、では言葉が良くない
ですね。見守っていきたいと思います。超平和バスターズの物語を・・・、
<過去記事>
・第01話 「超平和バスターズ」
・第02話 「ゆうしゃめんま」
・第03話 「めんまを探そうの会」
・第04話 「白の、リボンのワンピース」
・第05話 「トンネル」
・第06話 「わすれてわすれないで」
・第07話 「ほんとのお願い」
↓拍手などして頂けたら嬉しいですっ!

でわまた。。。
・宿海仁太 入野自由 ・宿海 篤 小形 満
・本間芽衣子 茅野愛衣 ・宿海塔子 大原さやか
・安城鳴子 戸松 遥 ・本間イレーヌ 大浦冬華
・松雪 集 櫻井孝宏 ・本間聡志 水原 薫
・鶴見知利子 早見沙織 ・店長 金光宣明
・久川鉄道 近藤孝行
【スタッフ】
・脚本 岡田麿里
・絵コンテ 吉村 愛
・演出 吉村 愛
・作画監督 荒木弥緒・井口真理子・緒方浩美・斉藤美香
【オープニング・エンディングテーマ】
・OP:『青い栞』(歌:Galileo Galilei)
・ED:『secret base ~君がくれたもの~(10 years after ver.)』
(歌:本間芽衣子(茅野愛衣)・安城鳴子(戸松遥)・鶴見知利子(早見沙織))
【あらすじ】
花火を上げることを「めんま」の父親に反対されていたと知り、ショック
を受ける「じんたん」たち。どうにか「めんま」の願いを叶えたいと、
「めんま」の母親を説得しようと試みるが…。
あの子だけが、昔と変わらずにッ!!

前回、じぶんはラスボスかの判断はまだしない方がイイって綴り
ましたが、まさに良かったわけで。めんまの母からすれば、握り
潰したいとかではなく、ただただ、娘のことを強く思うが故でした。
このお母さんだって人の親、当然の思いだと思います。かつての
仲良しメンバーが、娘だけ入っていない状態で何かをみんなで力
を合わせてやろうとしていたら、そりゃ"仲間はずれで可哀想"と
思うのは当然だと思いますよね・・・。
でも、人の親だからこそ、死んでしまった人の本当の気持を分か
ってあげることは出来ない、自分の中でのその人の像だけが生き
てしまうから・・・。今のお母さんの気持ちは、めんまとは違います。
娘を口実に遊んでいるだけって母は思ってますが、実際めんまは
みんながまた一緒に仲良く集まる姿を凄く嬉しそうに見てますよ。
そりゃあ、自分が加われないという思いに寂しそうな顔もしますが・・・
知らないよ、なんにも・・・、

お母さんの気持ちはすごく、すっごく分かります。たったひとり
の、娘だったんですからね。でもお母さんだから、めんまの思い
を全部分かってあげられているかといったら、それはまた違います。
それが仁太のお父さんを通して描かれていますよね。仁太の父は
すっごく自由に、好きなようにさせてあげている。でも、仁太が
何をしているのか、行動とかはちゃんと知っていて、分かっている。
分かってあげているから自由に・・・とも考えられる、まぁ結局彼は
すっごくいいお父さんなわけですが、そんな素晴らしい父である
はずの彼は"何も知らない・・・"と言うわけですよね。
息子が何をしているか、頑張っているかなんて行動とかはしっかり
と分かってあげられているけれど、でも、心の奥で考えている思い
までは、知ることなんか出来ない・・・。何も、わからない、と・・・。
めんまのお母さんも一緒、でも仁太のお父さんと違うところは、
その大事な部分を実は、どんなに子供も思っている親であっても、
真に全部分かってあげることなんて出来ないんだという事実・・・。
親の思いと限界を、立場のちょっと違う二人の親を通じてしっかり
と描き、超平和バスターズの"子供"との関係、心の中を描き出して
いる非常にスッキリとする展開でしたね。
自分が許せなくって・・・

あなるの淡い告白。それは同時に胸のうちに秘めた後悔の辛い告白
でもありましたね。あなるは、好きでいた、その事自体も罪悪だと
感じてしまっていた、というのがちょっと見ていて辛かったですね・・・
本来なら単なる淡い恋の思い出として残るはずだった気持ちは今、
いやあの日からずっと、安城鳴子というひとりの女の子を苦しめ
続けていたわけ、ですからね・・・。きっと、何をするにもチラついて・・・
あなるに始まり、実は次々とみんなもまた、影を背負ってしまって
いるのだろうな、という事実に思いが至る仁太。みんな、笑ったり
していても、それは裏の何処かでは申し訳ない、って思ってる・・・
でもゆきあつ曰く、仁太とは違って他のみんなは傷を他人に押し付け
てないそうですが・・・じぶんはゆきあつにだけはちょっと納得しかねる汗
ゆきあつ、十分に自分が感じている辛さ、傷を他人に押し付けてます
よね・・・
めんまへの思いも一際強いゆきあつだからこそ、というのもあります
が、だからこそゆきあつには仁太と同じくらいにめんまを信じてあげて
欲しかったかな、なんても思いますね。もちろん、"見えるか見えないか"
で気持ちに大きすぎる差が生じるのは致し方ないと思いますがね・・・。
"超平和バスターズは、いっつも仲良しです"

ここは泣かせにきましたね。最初からやれよ!と思っていた人もまた
たくさんだとは思いますが、このタイミングだから効果があるわけで・・・
もし最初の段階でやっていたら、ただの悪ふざけくらいにしか思われ
なかったはず・・・。
最初と何が違うか。それはやっぱり"みんなの向いている向き"だと
思いますね。それぞれが、影を背負い、違い違いの方を向いて歩いて
いた。
でも、仁太の行動から、徐々にみんなは昔と同じように、すれ違いは
あっても、同じ向きだからこそ起こるすれ違いであって、向けている
からこそ、めんまの日記を信じれる気がしているのだと思います。
そしてめんまからすれば、今まではみんなを信じて、影から見ていて
微笑んでいた。でも、またみんながバラバラになってしまいそうだと
ぽっぽの話を聞いて行動を起こしました。
やっぱり、そういうのを見ていると思えてくるんですよね。本当の
"ほんとのお願い"はやっぱり最終的にみんなが"いっつも仲良し"で
ありますように・・・一緒にいられますように、なのかなと・・・。
花火ももちろんお願いではあろうけど、でもそれだって"みんなで"
っていうのが大事だと思うんですよね。そして"いつまでも一緒"の
大切さは凄く分かるはず・・・仁太のお母さんが、入院で一緒にいられ
なかったということもありますしね・・・。
そんな、色々全部ひっくるめて、行動を起こしためんまのこの微笑
には、胸がキュってなりましたね・・・思わず涙が・・・。あと本作も残す
ところ3話、一体どこに着地するのか、期待、では言葉が良くない
ですね。見守っていきたいと思います。超平和バスターズの物語を・・・、
<過去記事>
・第01話 「超平和バスターズ」
・第02話 「ゆうしゃめんま」
・第03話 「めんまを探そうの会」
・第04話 「白の、リボンのワンピース」
・第05話 「トンネル」
・第06話 「わすれてわすれないで」
・第07話 「ほんとのお願い」
↓拍手などして頂けたら嬉しいですっ!

でわまた。。。
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