【キャスト】
・メリー 佐倉綾音 ・秋柳貴照 立花慎之介
・藤原夢路 岡本信彦 ・飯島良太 鈴村健一
・橘 勇魚 茅野愛衣 ・ミストルティン 矢作紗友里
・光凪由衣 秋谷智子 ・レスティオン 黒田崇矢
・エンギ・スリーピース 遠藤 綾 ・老医師 高岡瓶々
・河浪千鶴 植田佳奈 ・パレイト こやまきみこ
・霧島 咲 伊瀬茉莉也
【スタッフ】
・脚本 白根秀樹
・絵コンテ 山内重保
・演出 高島大輔
・作画監督 冷水由紀絵
【オープニング・エンディングテーマ】
・OP:『Daydream Syndrome』 (歌:藤原鞠菜)
・ED:『ユメとキボーとアシタのアタシ』(歌:メリー・ナイトメア Cv.佐倉綾音)
【あらすじ】
足の治療を口実に朝から光凪医院に勇魚・メリーとともにやってきた夢路。
早速エンギのデイドリームの中へ。すると、勇魚についているパレイトと
いう夢魔が現れた。だがパレイトもミストルティンの罠によって無理矢理
組み込まれたものだったとわかり、メリーもパレイトを無下に送り返せない。
夢路のなかでメリーの力を信じる気持ちと、勇魚の夢を案じる気持ちが
せめぎ合う・・・。
夢もキボーも自信すらもありゃしない。いよいよ勇魚が飯島&ミストルティンのデイドリームに囚われ
夢を刈り取られてしまうまであと一歩という所になりましたね。
でも、そんなクライマックスみたいな展開なのに盛り上がらない。
その原因はメリーではなく夢路にあるでしょうね。ここまで酷い
主人公も珍しくないですかねぇ~・・・俺に任せろだなんだといい
ながら肝心なところで妥協、諦め、自信なし・・・etc
そりゃ、今期はダメ主人公は多いと思いますよ?『フラクタル』
のクレイン、『ドラゴンクライシス!』の竜司、『フリージング』
のカズヤあたりは大勢の方が当初見ていてイライラしたはず・・・
でもこの今挙げた3人は、今では自分が信じた道をどんな結末を
迎えるであれ、どんな手段であれ突き進む自信を身につけ行動を
起こしています。でも、夢路はどうよ?口だけもほどほどにしなッ!
勇魚の夢が掛かってるから手を出せない、メリーの願いを聞けない?
夢もキボーもあるし、信じてたんじゃないんですか?大事な人だから
"特別"は通用しない、むしろ大事な人だからこそ、今までの通り、
メリーを信じて実行すべきでしょう。
結局、夢路は今まで信じていると言いつつも、いざとなってメリー
の力を信じられてないし、勇魚を守ることも出来ないしで、見て
いてここまでイライラすることはめったにないよ!
せめて、せめてですよ?メリーを信じない時点で論外ですが、それ
に目を瞑ったとして、もっとやれることがあるでしょうに・・・ッ!
余裕そうに笑み浮かべたりしてる場合じゃないですよ・・・
ここまで使えない主人公ってどうよ・・・で、ですよ、これで次回、
最終回補正でメリー&夢路ペアの神バトルとか起こったら暴動を
起こしますよ?ここまでズタボロの癖にさすがにご都合主義過ぎ
って話になりますからね。
とにもかくにも、世間ではフラクタルェ・・・なんて言われちゃったり
してますが、正直じぶん的には『フラクタル』の方が断然面白い
と思うのですがね!・・・クレイン、最近めっちゃ頑張ってるしね!
・・・夢路に消えて欲しくてイライラが収まらないのですが、ついで
なのでもうひとつ思ったこと言っておきます。なぜミストルティン
撤退するん?怯えているヤツをコロスことに喜びを覚えるヤツじゃ
なかったん?
今なんて、勇魚の夢魔はもちろん、大事な人の夢を刈り取られる
恐怖でがくがくしている夢路やメリーを潰せる、そしてバトルは
河浪たちの方と遣り合えば十分に楽しめるでしょうに・・・?
しかもなんでテストの後まで待つんだよ・・・最終回への尺伸ばし?
ってかどうでもいいけど学校気まずッ!?
もう、訳がわからないよ・・・
同じシリアス調、でもなぜここまで違いが?さすがに愚痴文句だけだとあれなので、今期同じシリアス調で
ここまで来ている『魔法少女まどか☆マギカ』と、どうして
ここまで差が付いてしまうのか、ホント一言で話そうかと思います。
・・・物語に山と谷がなさすぎる、平野過ぎるんだよ・・・。
『魔法少女まどか☆マギカ』の方には盛り上がりと沈み込みの
落差にインパクトが加わって、その落差に視聴者は引きこまれ、
思わず見入ってしまいます。スライダーとかで、滑り落ちる時、
集中するでしょう、極端に言えばそれと一緒ですよ。
ですが本作は?せっかく"夢もキボーもありゃしない"っていう
フレーズと、"夢もキボーもここにある!!"なんて言い回しがある
くらいなのに、どこまで行っても物語は平を行ってますよね。
淡々とシリアス、盛り上がりそうなところでも背景には普段と
変わらない暗いシリアス調が見え隠れ・・・そこに来て盛り上がり
に必要な夢路の言葉が口だけと来たもんだ・・・
物語は山なく谷なく、同じシリアス調。前者のように輝く所は
持ち上げ、落とすところはしっかりと徹底的に落とす、こう
しないとシリアス一定で見所なんてありゃしないよ・・・
心理だって、一定じゃ考えるまでもないし、夢路なんて・・・
もう、やめよ・・・
夢もキボーもあるんだよ?
いえいえ・・・こんなの絶対おかしいよ・・・
とにかく、両者の違いは正にそこですよ。次回は最終回、今の
所だとせっかく面白みをまだ持たせられそうだった"灯台"やら
"復讐"、それに"ジョン・ドゥ"といった伏線がトコトン生かし
きられず終了の予感なのですが、いったいどうなるんでしょうね。
ってか、マジでジョン・ドゥなんだったんだよって話になり
かねないし、灯台も一瞬出ただけって・・・どうなるんだよこれ・・・
そんなの、あたしが許さない・・・!!
次回は、

<過去記事>
・
第1話 「夢現」 ・
第2話 「夢もキボ―も」 ・
第3話 「夢の向こうから」 ・第4話 「夢喰いメリー」
※現在欠番(ひっそり更新予定) ・
第5話 「夢に惑って」 ・
第6話 「夢邂逅」 ・
第7話 「夢と水着と海の色」 ・
第8話 「夢回廊」 ・
第9話 「夢乱れて」 ・
第10話 「夢から覚めずに」
でわまた。。。