(感想)ヨスガノソラ 第12話(最終回)「ハルカナソラへ」
ヨスガノソラ
第12話(S5)(最終回) 「ハルカナソラヘ」
二人が選んだのは幸せの道。でもそれは同時に、苦難の道でもありますね。
幸せも苦難も同じ道、二人はまた、列車に揺られて行くのでしょう・・・。

第12話(S5)(最終回) 「ハルカナソラヘ」
二人が選んだのは幸せの道。でもそれは同時に、苦難の道でもありますね。
幸せも苦難も同じ道、二人はまた、列車に揺られて行くのでしょう・・・。

【キャスト】
・春日野悠 下野 紘
・春日野穹 田口宏子
・天女目瑛 阪田佳代
・依媛奈緒 いのくちゆか
・渚 一葉 小野涼子
・倉永 梢 峰岸由香里
・中里亮平 中國卓郎
・悠(幼少期) 松元 恵
【スタッフ】
・脚本 荒川稔久
・絵コンテ 高橋丈夫
・演出 上田 繁
・作画監督 立田眞一・杉山了蔵・佐藤元昭
枡田邦彰・石井丈裕・鈴木 豪
【オープニング・エンディングテーマ・挿入歌】
・OP :『比翼の羽根』 (歌:enfonius)
・ED :『ピンキージョーンズ』 (歌:ももいろクローバー)
・挿入歌:『ツナグキズナ』 (歌:leam.ねこかん[猫] featuring天乙准花)
【あらすじ】
穹との関係を知られてしまったため現実から目をそむけようとしていた悠
だが、辛うじて奈緒には、素直な気持ちを話すことができた。
そんな中、叔父からの連絡をきっかけに穹と別れて暮らすことを決意する。
ところが、悠から別居する話を聞いた穹が姿を消してしまった。
必死に穹の行方を探す悠は神社の奥の湖で穹を発見。
深みにはまった彼女を助けようとするが、泳げない悠は大量の水を飲んで
しまい溺れてしまう。 目を覚まし、お互いに、本当の気持ちを確かめ合った
悠と穹は、かつて両親がお世話になった家具職人が暮らす町を目指す。
迷いのない悠と穹が見上げた空は、どこまでも青く澄んでいた。
"寄す処の穹"、そして、"悠かな穹へ"
最初から最後まで猿だったと言えばそれまでの話、でも最後くらい
しっかりと考えてみようかなと思ってちょっと考えてみました。
たしかに悠と穹は兄妹であって、二人の愛は"許されざる愛"です。
でもこの二人の間にあるのは"愛"だけかと言われれば、それは又
違う気もしてくるんですよね。
穹は盲目的になってはいますが、どこか雰囲気に"兄に頼る妹"が
見えているし、悠だって今回、"妹"としておかしいと思う場面が
ちゃんとまだありました。性欲だけに踊らされてない・・・かな?
それを踏まえてタイトルを見てみると"寄す処の穹"となってます。
"寄す処"というのは【身や心を寄せて頼りとするところ】という
意味。
で、じぶんとしての解釈は、悠の心のヨスガ(寄す処)が最終的に
"穹"であるという意味と、ヨスガを求める穹、という両面から求
め合うという考え方。
これもちろん、今回の春日野穹編での解釈で、全体と通したもの
では変わってきます。だから完全に穹と悠で考えるのが大事!
そして、両面から互いをヨスガ(寄す処)として求め合う二人の
一種狂乱的な感情が今回のエロ行為であって、自然な形、仕方
のない当然の結果だなという考え方です。
何が言いたいか、それは、"兄と妹の禁断の愛物語"だったのでは
なく、"二人のヨスガを求め合う物語"だった!ということです。
これでさらに結末を締めくくるために注目したいのがサブタイ。
"悠かな穹へ"ということ。これ、単純にサブタイトルの字だけ
見ても、よく考えられていて、いいセンスだなぁと思います。
悠と穹、二人の名前が入っていて、フレーズとして意味をとると、
"悠久の穹へ向かっていく"、つまり"長く果てしない空へ"という意味。
悠と穹の二人の進む道は永遠で果てがない、しかしどこまでも
透き通った空のように希望を、そしてふとしたどことなしの寂
しさのようなものを包み込んでいる・・・
まさに二人の物語の結末を語り、これからの始まりを伝えている、
そう思いませんか?じぶんはこのサブタイだけですぅーとどこまで
も手が届きそうで届かない、果てない物語に思いを馳せることが
出来ました。
この春日野蒼穹編で描かれたかった物語、それは繰り返しになりますが、
寄す処の物語
だったのでしょう。
非常に、きれいで、果てなくどこまでも澄み渡っていて、
そして、どこか悲哀を感じさせる物語だったと思います。
<追記>
二人は実は死んじゃったんじゃないか、なんて見方もある
のですね!なるほど、たしかに二人で悠久の彼方(穹)へと
いうのはそういう捉え方もできるし、あの流れ的にも死亡
エンドも考えられなくはないですね。
ですが、ちなみにじぶんは普通に生きていると思いますが、
その辺含めて些末な問題じゃないでしょうかね?あくまで
この物語は"寄す処の物語"、そう考えるならばどちらにし
ても、"二人の物語"の本質に変わりはなくなりますよね☆
生きていても死んでいても、二人のどこまでも澄み渡る
果てない旅路に変わりはありませんから・・・
<総括>
本当に色々と悩ませてくれる作品でした・・・苦笑
第1話を見たときの背景の美しさ、音楽の繊細さ、そして
それらが相まってより懐かしく、そしでどこか儚げに脆い
雰囲気を見せる田舎の情景、とても心に響きました。
はい、第1話を見た時点ではもう『ソラノヲト』に匹敵
してしまうのではないかな?という程のインパクトを受
けたものです、えぇ、第1話では絶賛でしたよ、本作・・・
ですが回を重ねるごとにちょっとそういう行為の描写が
がっつり過ぎるなぁと思い始め、でもまだまだ許容範囲
でしたよ?ですが・・・ですが・・・最後は猿になっちまって涙
もう正直、ただただ唖然というのが素直な感想でした。
それでも最終回では意味を見出してみようと思って上の
ような考えをしてみたのを綴ったわけで・・・
実際、最終回を"妹とヤリまくり鬼畜乙"なんて一言でも
よかったわけなんですが、さすがの自重しましたよ・・・苦笑
この作品の総括はイコール愚痴ですねw
最終回の肯定的考察がまさにこの作品のタイトル、そして
描きたかったことについてじぶんなりに言及しているので
それとこの愚痴を持って総括とさせてもらおうと思いますっ汗
毎回、最後はお礼で締めるのですが・・・ちょっと"心から"
という気にはなり難いので今回はやめときましょうっ
お礼ではなく、まさにこの言葉が最適でしょうね・・・
スタッフさん、キャストさん、みなさん"お疲れ様でした!"

<過去記事>
・第1話(共通①) 「ハルカナキオク」
・第2話(AK②) 「アキラハズカシ」
・第3話(K③) 「ツカズハナレズ」
・第4話(K④) 「ハルカズハート」
・第5話(A③) 「ヤミアキラカニ」
・第6話(A④) 「アキラメナイヨ」
・第7話(NS②) 「ツミナオトメラ」
・第8話(N③) 「ナオクラキソラ」
・第9話(N④) 「ハルカナオモイ」
・第10話(S③) 「トリノソラネハ」
・第11話(S④) 「ソラメクフタリ」

アニメ感想
でわまた。。。
・春日野悠 下野 紘
・春日野穹 田口宏子
・天女目瑛 阪田佳代
・依媛奈緒 いのくちゆか
・渚 一葉 小野涼子
・倉永 梢 峰岸由香里
・中里亮平 中國卓郎
・悠(幼少期) 松元 恵
【スタッフ】
・脚本 荒川稔久
・絵コンテ 高橋丈夫
・演出 上田 繁
・作画監督 立田眞一・杉山了蔵・佐藤元昭
枡田邦彰・石井丈裕・鈴木 豪
【オープニング・エンディングテーマ・挿入歌】
・OP :『比翼の羽根』 (歌:enfonius)
・ED :『ピンキージョーンズ』 (歌:ももいろクローバー)
・挿入歌:『ツナグキズナ』 (歌:leam.ねこかん[猫] featuring天乙准花)
【あらすじ】
穹との関係を知られてしまったため現実から目をそむけようとしていた悠
だが、辛うじて奈緒には、素直な気持ちを話すことができた。
そんな中、叔父からの連絡をきっかけに穹と別れて暮らすことを決意する。
ところが、悠から別居する話を聞いた穹が姿を消してしまった。
必死に穹の行方を探す悠は神社の奥の湖で穹を発見。
深みにはまった彼女を助けようとするが、泳げない悠は大量の水を飲んで
しまい溺れてしまう。 目を覚まし、お互いに、本当の気持ちを確かめ合った
悠と穹は、かつて両親がお世話になった家具職人が暮らす町を目指す。
迷いのない悠と穹が見上げた空は、どこまでも青く澄んでいた。
"寄す処の穹"、そして、"悠かな穹へ"
最初から最後まで猿だったと言えばそれまでの話、でも最後くらい
しっかりと考えてみようかなと思ってちょっと考えてみました。
たしかに悠と穹は兄妹であって、二人の愛は"許されざる愛"です。
でもこの二人の間にあるのは"愛"だけかと言われれば、それは又
違う気もしてくるんですよね。
穹は盲目的になってはいますが、どこか雰囲気に"兄に頼る妹"が
見えているし、悠だって今回、"妹"としておかしいと思う場面が
ちゃんとまだありました。性欲だけに踊らされてない・・・かな?
それを踏まえてタイトルを見てみると"寄す処の穹"となってます。
"寄す処"というのは【身や心を寄せて頼りとするところ】という
意味。
で、じぶんとしての解釈は、悠の心のヨスガ(寄す処)が最終的に
"穹"であるという意味と、ヨスガを求める穹、という両面から求
め合うという考え方。
これもちろん、今回の春日野穹編での解釈で、全体と通したもの
では変わってきます。だから完全に穹と悠で考えるのが大事!
そして、両面から互いをヨスガ(寄す処)として求め合う二人の
一種狂乱的な感情が今回のエロ行為であって、自然な形、仕方
のない当然の結果だなという考え方です。
何が言いたいか、それは、"兄と妹の禁断の愛物語"だったのでは
なく、"二人のヨスガを求め合う物語"だった!ということです。
これでさらに結末を締めくくるために注目したいのがサブタイ。
"悠かな穹へ"ということ。これ、単純にサブタイトルの字だけ
見ても、よく考えられていて、いいセンスだなぁと思います。
悠と穹、二人の名前が入っていて、フレーズとして意味をとると、
"悠久の穹へ向かっていく"、つまり"長く果てしない空へ"という意味。
悠と穹の二人の進む道は永遠で果てがない、しかしどこまでも
透き通った空のように希望を、そしてふとしたどことなしの寂
しさのようなものを包み込んでいる・・・
まさに二人の物語の結末を語り、これからの始まりを伝えている、
そう思いませんか?じぶんはこのサブタイだけですぅーとどこまで
も手が届きそうで届かない、果てない物語に思いを馳せることが
出来ました。
この春日野蒼穹編で描かれたかった物語、それは繰り返しになりますが、
寄す処の物語
だったのでしょう。
非常に、きれいで、果てなくどこまでも澄み渡っていて、
そして、どこか悲哀を感じさせる物語だったと思います。
<追記>
二人は実は死んじゃったんじゃないか、なんて見方もある
のですね!なるほど、たしかに二人で悠久の彼方(穹)へと
いうのはそういう捉え方もできるし、あの流れ的にも死亡
エンドも考えられなくはないですね。
ですが、ちなみにじぶんは普通に生きていると思いますが、
その辺含めて些末な問題じゃないでしょうかね?あくまで
この物語は"寄す処の物語"、そう考えるならばどちらにし
ても、"二人の物語"の本質に変わりはなくなりますよね☆
生きていても死んでいても、二人のどこまでも澄み渡る
果てない旅路に変わりはありませんから・・・
<総括>
本当に色々と悩ませてくれる作品でした・・・苦笑
第1話を見たときの背景の美しさ、音楽の繊細さ、そして
それらが相まってより懐かしく、そしでどこか儚げに脆い
雰囲気を見せる田舎の情景、とても心に響きました。
はい、第1話を見た時点ではもう『ソラノヲト』に匹敵
してしまうのではないかな?という程のインパクトを受
けたものです、えぇ、第1話では絶賛でしたよ、本作・・・
ですが回を重ねるごとにちょっとそういう行為の描写が
がっつり過ぎるなぁと思い始め、でもまだまだ許容範囲
でしたよ?ですが・・・ですが・・・最後は猿になっちまって涙
もう正直、ただただ唖然というのが素直な感想でした。
それでも最終回では意味を見出してみようと思って上の
ような考えをしてみたのを綴ったわけで・・・
実際、最終回を"妹とヤリまくり鬼畜乙"なんて一言でも
よかったわけなんですが、さすがの自重しましたよ・・・苦笑
この作品の総括はイコール愚痴ですねw
最終回の肯定的考察がまさにこの作品のタイトル、そして
描きたかったことについてじぶんなりに言及しているので
それとこの愚痴を持って総括とさせてもらおうと思いますっ汗
毎回、最後はお礼で締めるのですが・・・ちょっと"心から"
という気にはなり難いので今回はやめときましょうっ
お礼ではなく、まさにこの言葉が最適でしょうね・・・
スタッフさん、キャストさん、みなさん"お疲れ様でした!"

<過去記事>
・第1話(共通①) 「ハルカナキオク」
・第2話(AK②) 「アキラハズカシ」
・第3話(K③) 「ツカズハナレズ」
・第4話(K④) 「ハルカズハート」
・第5話(A③) 「ヤミアキラカニ」
・第6話(A④) 「アキラメナイヨ」
・第7話(NS②) 「ツミナオトメラ」
・第8話(N③) 「ナオクラキソラ」
・第9話(N④) 「ハルカナオモイ」
・第10話(S③) 「トリノソラネハ」
・第11話(S④) 「ソラメクフタリ」

アニメ感想
でわまた。。。
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